日本社会におけるブラジル人の子どもの挑戦と展望

• 研究課題/領域番号: 21530569
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会学
• 研究機関: 静岡文化芸術大学
• 研究代表者: イシカワ エウニセアケミ 静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 教授 (60331170)
• 研究期間 (年度): 2010-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 8,961千円 (直接経費: 6,893千円、間接経費: 2,068千円); 2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2014年度: 775千円 (直接経費: 596千円、間接経費: 179千円); 2013年度: 775千円 (直接経費: 596千円、間接経費: 179千円); 2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 日系ブラジル人 / 在日ブラジル人 / 外国人子どもの教育 / 在日ブラジル人の大学進学 / エスニックアイデンティティ / 母語習得 / ブラジル人第二世代 / 子どもの教育 / 日系人アイデンティティ / 母語教育 / エスニック・アイデンティティ / 移民第二世代 / 移民の子どもの教育 / 日系人 / 移民の第二世代 / エスニシティ / エスニック学校

研究成果の概要

在日ブラジル人の子どもの多くは日本生まれか幼児期に親に連れられて渡日している。多くの親は短期滞在の目的で来日しており、不安定な労働条件や本国への帰国意識を持っていることが、子どもたちの学業達成にマイナス影響を与えることが多く見られる。しかし、そのなか、日本語を習得し、日本の文化に馴染んでいる子どもや若者が増加傾向にあり、日本の大学に進学しているケースが増えていることに注目すべきである。なお、アイデンティティの面では、本国であるはずのブラジルには行ったことがない、または覚えていないことから、国籍に関係なく「日本人」意識が芽生え、ブラジルより日本に帰属意識を感じる第二世代が増えている。

研究成果

• [雑誌論文] 「磐田市東新町団地外国人住民の声」 (2016)
  • 著者名/発表者名: イシカワ エウニセ アケミ
  • 雑誌名: 『磐田市東新町の生活状況をめぐる調査の詳細分析報告書』 巻: なし ページ: 91-103
• [雑誌論文] A identidade etnica dos jovens brasileiros no Japao (2016)
  • 著者名/発表者名: Ishikawa Eunice Akemi
  • 雑誌名: Revista de Estudos Japoneses，Centro de Estudos Japoneses da Universidade de Sao Paulo 巻: 36 ページ: 1-18
  • 査読あり
• [雑誌論文] Transnational Migration between Brazil and Japan Implication on Brazilian Children’s Education (2014)
  • 著者名/発表者名: イシカワ エウニセ アケミ
  • 雑誌名: 静岡文化芸術大学研究紀要 巻: 15 ページ: 1-8
  • NAID: 120005603636
  • オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 日本からブラジルへ帰国した子どもたちの教育 (2011)
  • 著者名/発表者名: イシカワ, エウニセ, アケミ
  • 雑誌名: 静岡文化芸術大学研究紀要 巻: 11 ページ: 11-15
• [学会発表] 在日ブラジル人の２５年間の歩み - 第二世代の現状と展望 (2015)
  • 著者名/発表者名: イシカワ エウニセ アケミ
  • 学会等名: シンポジウム『浜松で考える多文化共生のフロンティア』
  • 発表場所: 静岡文化芸術大学、静岡県浜松市
  • 年月日: 2015-10-17
• [学会発表] Identidade etnica dos jovens brasileiros no Japao (2015)
  • 著者名/発表者名: Ishikawa Eunice Akemi
  • 学会等名: 42 Encontro Nacional de Estudos Rurais e Urbanos (CERU), USP
  • 発表場所: University of Sao Paulo, Brazil
  • 年月日: 2015-08-26
• [学会発表] Segunda geracao dos brasileiros no Japao - Portugues ou Japones, qual a lingua materna? (2015)
  • 著者名/発表者名: Ishikawa Eunice Akemi
  • 学会等名: International Symposium on Japanese as a Global Language（国際語としての日本語に関する国際シンポジウム） (EJHIB)
  • 発表場所: University of Sao Paulo, Brazil
  • 年月日: 2015-08-09
  • 国際学会
• [学会発表] “The Education of Young Brazilians in Japan” (2014)
  • 著者名/発表者名: イシカワ エウニセ アケミ
  • 学会等名: XVIII ISA World Congress of Sociology
  • 発表場所: パシフィコ横浜、横浜（日本）
  • 年月日: 2014-07-13 – 2014-07-19
• [学会発表] 外国人第二世代の日本社会への適応-在日ブラジル人の事例をとおして- (2010)
  • 著者名/発表者名: イシカワ, エウニセ, アケミ
  • 学会等名: 日本社会学会
  • 発表場所: 名古屋大学
  • 年月日: 2010-11-06
• [図書] 『なぜ今、移民問題か』 (2014)
  • 著者名/発表者名: 中川正春、宮島喬、石原進、鈴木江理子 、藤巻秀樹、石原進、旗手明、 井口泰、 趙衛国、 大石奈々、横田雅弘、安里和晃、李惠珍、岡本雅享、郭潔蓉、山下清海、柏崎千佳子、佐藤由利子、チャオ埴原三鈴、イシカワエウニセアケミ、他
  • 総ページ数: 374
  • 出版者: 藤原書店
• [図書] Educacao e Cultura : Brasil e Japao (ポルトガル語版) (2012)
  • 著者名/発表者名: Ishikawa, Eunice Akemi (共著)
  • 総ページ数: 241
  • 出版者: Editora da Universidade de Sao Paulo
• [図書] Education and Culture : Brazil and Japan (英語版) (2012)
  • 著者名/発表者名: Ishikawa, Eunice Akemi (共著)
  • 総ページ数: 243
  • 出版者: Editora da Universidade de Sao Paulo