研究課題/領域番号 |
21530649
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
小林 江里香 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 主任研究員 (10311408)
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連携研究者 |
深谷 太郎 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター, 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究助手 (80312289)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 高齢者 / 社会的ネットワーク / ジェンダー / 生活満足度 / 抑うつ / 社会参加 / ソーシャル・サポート / ウェル・ビーイング / 男女差 |
研究概要 |
高齢者において、社会関係が心理的well-being(WB)に与える効果が、性別や年齢などの個人属性によってどのように異なるかを検討した。先行研究のレビューや調査データの二次分析の結果、社会関係の多寡や、社会関係がWBに与える効果には、性別による差異がみられたが、これらの差異は、社会関係の種類やWBの指標によっても異なり、男性高齢者の場合は、配偶者の有無による差も大きかった。女性高齢者は、男性高齢者に比べ、友人や近隣との私的交流が多いだけでなく、子どもを含む、これらの私的な関係が生活満足度に与える影響が強い傾向がみられたが、抑うっ傾向をWBの指標とした場合は、この関係を支持する証拠は得られなかった。他方、男性高齢者は、私的な関係よりもむしろ、フォーマルな社会参加(グループやボランティア活動への参加)によってWBが高まる傾向がみられた。社会関係のWBへの効果には、性別だけでなく、年齢や学歴などによって異なる可能性もあるが、この点については十分なデータが得られず、今後の課題として残された。
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