研究概要 |
本研究では,これまで教育心理学の歴史的動向において,それぞれが独自性を持ちつつ二分論的に捉えられてきた,認知論的文脈と社会文化論的文脈の連続性を検討した上で,両者を統合する理論的・実践的意義について考察を行った。その上で,両者を統合した教授方略をデザインし,科学領域に焦点を当てながら,当該教授方略の教科場面における適用を試みた。複数の実践授業に基づく実証的研究の結果,学習者の科学的リテラシー及び動機づけの促進に教授効果が見出された。得られた成果は,雑誌論文32件,図書16件,学会発表47件において公表された。
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