研究概要 |
明没期のグラスゴウ大学には50名,ストラスクライド大学には21名の日本人が留学した。彼らは工学,造船学その他の自然諸科学を修めただけでなく,実験室での実験実習ならびに現場での実地研修も体験することができた。グラスゴウ大学に在籍のままストラスクライド大学の夜間課程に学び,専門技術の習得に直結するような実務的な科目も修得できた。しかも,かつてのお雇い教師H.ダイアーの学習上の支援を受けることもできた。したがって,グラスゴウは短期日のうちに実学人材の育成をめざした明没日本にとって,格好の留学地であった。
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