研究分担者 |
若島 孔文 東北大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (60350352)
佐藤 宏平 山形大学, 教職研究総合センター, 准教授 (60369139)
生田 倫子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (10386386)
花田 里欧子 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (10418585)
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研究概要 |
本研究は, 学校側から家庭に確実に支援を届けられるような「支援ルート」のあり方を, 整理, 検討し, 精緻化していくことを目標とするために三つの研究をおこなった。その結果, 【研究I】では, 学校を窓口として家庭に支援を届けるために有効であること。さらに, 【研究II】では, 客観的第三者の立場から硬直した保護者と教師の関係に介入することは, 両者の関係に有用な変化を与え, それは困難な状況にある保護者への支援となることが期待できることが示唆された。【研究III】では, 不登校・児童生徒に対しての持続的な担任の関与度が不登校児童の支援では重要性を持ち, 養護教諭やSCは, 担任の働きかけには"効果がない"と担任自身が思い, 不登校児童・生徒への関与度を低下させることがないように, 担任を支える働きかけを行うことが重要であることが示唆された。
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