研究課題/領域番号 |
21530881
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
恒松 直美 広島大学, 国際センター, 准教授 (60363008)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2010年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 国際教育 / ジェンダー / スピリチュアリティ / 意識変容 / グローバル教育 / パラダイム / エンパワーメント / 短期交換留学生 / キャリア教育 / インターンシップ / 意識 / 大学教育 / グローバル社会 |
研究概要 |
交換留学生・日本人学生・社会人を調査対象とし約170名の深い質的調査を行った。高等教育とキャリアにおける意識変容について、人の意識に焦点をあて個々の実体験を重要視して考察した。日本の大学教育による交換留学生と日本人学生への影響と社会人のキャリアを通じての意識変容について分析し、今後の大学教育への新しい知見を得た。交換留学生は日本の大学への留学がもたらした世界各国からの留学生や大学での出会いを通じて自らのアイデンティティを問い直し、世界観や日本社会への意識を変容している現実、留学生を含む大学生は、大学時代の多様な人々やロールモデルとの出会い、留学体験、社会体験等により、自己と世界との関わりを捉え直し意識が変容するケースが多いことについて示唆が得られた。大多数の学生が学術知と実践知との乖離の現実の中で自己実現の道を模索している姿も明らかとなった。社会人は、仕事を通じた人との関わりやメンターとなる存在からの示唆などを通じ、自分の仕事の価値づけを再考し、自らの人生について意識を変容させるケースが多かった。大学生と社会人の意識変容をホリスティックに捉えた研究成果に基づき、大学の国際教育と社会の相互支援を目指す授業の準備を進めた
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