研究課題/領域番号 |
21530977
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
村越 純子 埼玉大学, 教育学部, 非常勤講師 (80456003)
|
研究分担者 |
森川 輝紀 福山市立大学, 教育学部, 教授 (20008741)
田代 美江子 埼玉大学, 教育学部, 教授 (40297049)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | シティズンシップ教育 / 宗教教育 / 道徳教育 / スペイン / 日西比較 / 中学校 / 価値教育 |
研究概要 |
スペインの中学校における価値教育関連科目として、とくに「宗教」教科と「シティズンシップ教育」教科を本研究の対象とした。両教科の成立過程および関係を明らかにすること、そして両教科の教育実態を把握することを目的とした。前者を明らかにするために、現地の研究者と共同セミナーを開催した。後者に関しては学校訪問による授業観察や担当教員へインタビューをした。その結果、次に示す内容の研究成果を得た。スペイン憲法およびローマ教皇庁とスペイン政府との合意を確認した「教育に関する国際協定」(1979)を巡って解釈に多様性があり、それに伴って両教科の捕え方にも多様性がうまれたことを明らかにすることができた。またスペインは自治州国家であるため、そのことによりさらに両教科の役割や位置づけに多様性がみられる。むしろそのような多元的共存および対立構造そのものがスペインの価値教育の実態であることを指摘することができた。
|