入院児への効果的な教育的介入モデル構築に関する協働的実践研究

• 研究課題/領域番号: 21531018
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 特別支援教育
• 研究機関: 山梨大学
• 研究代表者: 谷口 明子 山梨大学, 教育学研究科, 教授 (80409391)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 病弱教育 / 質的研究法 / 実践上の困難 / 事例検討会 / 特別支援教育 / 疾患・病気療養

研究概要

本研究は、院内学級および病院訪問学級における入院児童生徒への効果的な教育的介入モデル構築を目的とした。より実践的な知見を得るために、手法として協働的アクションリサーチを採用し、フィールドワークや児童生徒への介入に関するコンサルテーションによる情報収集を行った。結果として、現場教師の抱える教育実践上の課題や「心理的安定」概念を質的アプローチによって明らかにするとともに、有効な教育的介入方法と、病弱教育担当教師の専門性と実践力向上の道筋を提案した。

研究成果

• [雑誌論文] 質的研究法と実践知-病弱教育における実践知伝達・継承のために- (2011)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 雑誌名: 育療 巻: 48巻 ページ: 18-24
  • 査読あり
• [雑誌論文] 特別支援教育に関する教育心理学研究の動向と展望-病弱教育に関する研究を中心に- (2011)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 雑誌名: 教育心理学年報 巻: 50巻 ページ: 145-154
• [雑誌論文] 病弱教育における教育実践上の困難-病院内教育担当教師たちが抱える困り感の記述的報告- (2011)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 雑誌名: 教育実践学研究 巻: 16巻 ページ: 1-8
  • NAID: 110008441224
• [雑誌論文] 長期入院児の思春期-社会的自立へ向けて (2010)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 雑誌名: そだちの科学 巻: 15 ページ: 53-57
• [雑誌論文] 教員の経験知のまとめ方-質的アプローチの有効性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 雑誌名: 専門研究B 小中学校に在籍する病気による長期欠席者への特別支援教育の在り方に関する研究(平成20年度～21年度)研究成果報告書(国立特別支援教育総合研究所) ページ: 44-44
• [雑誌論文] (2009)
  • 著者名/発表者名: 箕浦康子
  • 雑誌名: フィールドワークの技法と実際II分析解釈編「第9章 膨大な記述の整理と分析ツールとしてのPCソフト-院内学級における教育的援助研究を例に」(ミネルヴァ書房) ページ: 144-158
• [学会発表] 教師の経験知共有をめざした実践事例検討会の試み-解決志向インシデント・プロセス法を援用して- (2012)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 学会等名: 日本発達心理学会第23回大会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場
  • 年月日: 2012-03-11
• [学会発表] 教師の経験知共有をめざした実践事例検討会の試み-解決志向インシデント・プロセス法を援用して- (2012)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 学会等名: 日本発達心理学会第23回大会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場(愛知県)
  • 年月日: 2012-03-11
• [学会発表] 病弱児にとって「発達」とは何か-院内学級における発達支援からの考察- (2012)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 学会等名: 日本発達心理学会第23回大会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場(愛知県)
  • 年月日: 2012-03-10
• [学会発表] 病弱教育における実践知共有-事例検討会を生かした知識伝達の提案- (2011)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 学会等名: 日本特殊教育学会第49回大会
  • 発表場所: 弘前大学(青森県)
  • 年月日: 2011-09-24
• [学会発表] 「心理的安定」とは何か: KJ法による概念の問い直し (2010)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子、平直子
  • 学会等名: 日本特殊教育学会
  • 発表場所: 長崎大学
  • 年月日: 2010-09-18
• [学会発表] 病弱児への教育支援実践上の困難-病院内教育担当教師の困り感- (2010)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 学会等名: 第21回日本発達心理学会大会
  • 発表場所: 神戸国際会議場
  • 年月日: 2010-03-26
• [学会発表] 病弱児への教育支援実践上の困難-病院内教育担当教師の困り感- (2010)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 学会等名: 第21回日本発達心理学会大会
  • 発表場所: 神戸国際会議場(兵庫県)
  • 年月日: 2010-03-26
• [学会発表] 解決志向インシデント・プロセス法を用いた病弱教育実践事例検討会の効果 (2010)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 学会等名: 日本特殊教育学会
  • 発表場所: 長崎大学(長崎県)
• [学会発表] 「心理的安定」とは何か:KJ法による概念の問い直し (2010)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 学会等名: 日本特殊教育学会
  • 発表場所: 長崎大学(長崎県)
• [学会発表] 病弱教育における理論と実践の融合の試み (2009)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 学会等名: 日本特殊教育学会第47回大会(自主シンポジウム)
  • 発表場所: 宇都宮大学(栃木県)
  • 年月日: 2009-09-20
• [学会発表] 質的研究のブラッシュアップ-論文投稿から掲載まで (2009)
  • 著者名/発表者名: 谷口明子
  • 学会等名: 日本質的心理学会第6回大会(編集委員会企画シンポジウム)
  • 発表場所: 北海学園大学(北海道)
  • 年月日: 2009-09-12
• [図書] 子どもの発達と学校(第15章特別な教育的ニーズをもつ子どもへの支援) (2009)
  • 著者名/発表者名: 宮川充司、谷口明子, 他
  • 出版者: ナカニシヤ出版、改訂版
• [図書] Progress & Application 2心理学研究法(第5章面接法-質的調査研究)
  • 著者名/発表者名: 村井潤一郎、坂上裕子、谷口明子、藤川麗、野瀬出
  • 出版者: サイエンス社(印刷中)
• [図書] フィールドワークの技法と実際II分析解釈編、(第9章膨大な記述の整理と分析ツールとしてのPCソフト-院内学級における教育的援助研究を例に)
  • 著者名/発表者名: 箕浦康子、谷口明子, 他
  • 出版者: ミネルヴァ書房
• [図書] 改訂版 子どもの発達と学校「第15章 特別な教育的ニーズをもつ子どもへの支援」
  • 著者名/発表者名: 宮川充司
  • 出版者: ナカニシヤ出版(印刷中)
• [備考]
  • URL: http://erdb.yamanashi.ac.jp/rdb/A_DispInfo.Scholar?ID=82C7A971C153CB32
• [備考]
  • URL: http://erdb.yamanashi.ac.jp/rdb/A_DispInfo.Scholar/0/82C7A971C153CB32.html
• [備考]
  • URL: http://www.kjb.yamanashi.ac.jp/pub/kiyou/j16/pdf_data/no16_01.pdf
• [備考]
• [備考]
  • URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/arepj/50/0/50_0_145/_pdf
• [備考]
  • URL: http://erdb.yamanashi.ac.jp/rdb/A_DispInfo.Scholar/0/82C7A971C153CB32.html
• [備考]
  • URL: http://www.kjb.yamanashi.ac.jp/pub/kiyou/j16/pdf_data/no.16_01.pdf
• [備考] 研究実績紹介HP
  • URL: http://erdb.yamanashi.ac.jp/rdb/A_Dispinfo.Scholar/0/82C7A971C153CB323.html
• [備考] 研究論文公開
  • URL: http://www.cer.yamanashi.ac.jp/pub/kiyou/j16/pdf_data/no16_01.pdf
• [備考]
  • URL: http://erdb.yamanashi.ac.jp/rdb/A_DispInfo.Scholar?ID=82C7A971C153CB32