研究概要 |
^<12> Cを標的とした(K-, K+)反応によるΞハイパー核生成率は,ΞN相互作用のスピン依存性が大きいことを明らかにした。この不定性を避けつつΞ粒子の束縛状態を研究するにはsd殻領域の奇Z標的を選ぶことの重要性を示唆した。また,コア励起を含めてsd殻前半に適用可能な殻模型コードを開発し,いくつかのΛハイパー核の構造計算を先行して実行した。得られた波動関数を用いて(K-,π-)反応,(π+, K+)反応,および(γ, K+)反応の散乱断面積をDWIA法で計算し理論的励起関数を求めた。米国Jefferson研のデータをうまく説明できることを明らかにした。
|