研究課題
基盤研究(C)
空間反転対称性の欠如した重い電子系化合物CeRhSi3などの高圧磁場下での熱容量測定を行い、量子臨界点近傍での反強磁性と超伝導の競合状態について新たな知見を得た。超伝導のみが観測される圧力領域では、無磁場中で極めて大きな結合力を示唆する超伝導転移が観測されていたが、磁場の印加とともに、転移の大きさが小さくなるように見える。ただし、反強磁性と共存する圧力領域で観測されたような、構造は観測されず、転移点も最大印加磁場7万ガウスでは、ほとんど変化しないという結果を得た。すなわち、磁場の印加は、圧力の印加と真逆の効果を得ることが示唆されるような振る舞いをした。
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Journal of Physical Society of Japan
Journal of Physics : Conference Series
Phys. Rev
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Journal of Physics
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Journal of Physics : Conference Series 215
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