研究課題
基盤研究(C)
本研究は,白金二価錯体が他の金属イオンに配位することにより形成される供与結合型白金-金属結合を有する新規の錯体の合成とその性質を調べた研究であり二つの成果からなる。一つ目は、配位される側の金属イオンとして金を用いて、白金-金複核錯体を合成し、その構造および性質を調べた。供与型の白金-金結合を有する錯体の構造が明らかにされたのは本研究が初めてである。二つ目はPt_2Hg型の三核錯体に、金属間結合の種類の異なる二種類の異性体、Pt(III)-Hg(0)-Pt(III)およびPt(II)→Hg(I)-Pt(III)が存在すること初めて明らかにした。
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