フラビン分子周辺への機能性反応場の構築に基づく高機能酸素酸化有機分子触媒の創成

• 研究課題/領域番号: 21550104
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 合成化学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 今田 泰嗣 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 准教授 (60183191)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2009年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
• キーワード: 触媒設計 / 反応 / 有機分子触媒 / 反応場構築 / デンドリマー触媒 / フラビン単分子膜 / フラビンゲル触媒 / 酸素酸化反応 / 金ナノ粒子触媒 / フラビン分子触媒

研究概要

環境に調和した高機能酸素酸化有機分子触媒の創成を目的として、有機分子であるフラビン分子触媒への機能性反応場の導入を検討し、フラビン-デンドリマー会合体触媒、フラビン修飾金ナノ粒子触媒などの超分子フラビン触媒の創成に成功し、フラビン分子周辺に構築された反応場が酸素酸化反応において効果的に機能することを明らかにし、反応場の構築による有機分子触媒の高機能化の可能性を実証した。

研究成果

• [雑誌論文] Reduction of Olefins by In Situ Generation of Diimide with Synthetic Flavin Catalysts (2011)
  • 著者名/発表者名: Yasushi Imada, Hiroki Iida, Takahiro Kitagawa, and Takeshi Naota
  • 雑誌名: Chem. Eur. J. 巻: 17(21) ページ: 5908-5920
  • 査読あり
• [雑誌論文] Aerobic Reduction of Olefins by In Situ Generation of Diimide with Synthetic Flavin Catalysts (2011)
  • 著者名/発表者名: Yasushi Imada, et al
  • 雑誌名: Chemistry-a European Journal 巻: 17 号: 21 ページ: 5908-5920
  • DOI: 10.1002/chem.201003278
  • 査読あり
• [雑誌論文] Aerobic Reduction of Olefins by In Situ Generation of Diimide with Synthetic Flavin Catalysts (2011)
  • 著者名/発表者名: Yasushi Imada, et al.
  • 雑誌名: Chem.Eur.J. 巻: (in press)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Neutral Flavins : Green and Robust Organocatalysts for Aerobic Hydrogenation of Olefins (2010)
  • 著者名/発表者名: Yasushi Imada, Takahiro Kitagawa, Takashi Ohno, Hiroki Iida, and Takeshi Naota
  • 雑誌名: Org. Lett. 巻: 12(1) ページ: 32-35
  • 査読あり
• [雑誌論文] Neutral Flavins : Green and Robust Organocatalysts for Aerobic Hydrogenation of Olefins (2010)
  • 著者名/発表者名: Yasushi Imada, et al.
  • 雑誌名: Org.Lett. 巻: 12 ページ: 32-35
  • 査読あり
• [雑誌論文] フラビン有機分子触媒 (2010)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣、直田健
  • 雑誌名: 触媒 巻: 52 ページ: 503-508
  • 査読あり
• [雑誌論文] Neutral Flavins : Green and Robust Organocatalysts for Aerobic Hydrogenation of Olefins (2010)
  • 著者名/発表者名: Yasushi Imada, ほか
  • 雑誌名: Organic Letters 12 ページ: 32-35
  • 査読あり
• [雑誌論文] (2009)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣, ほか
  • 雑誌名: 化学フロンティア21「進化を続ける有機触媒」(化学同人) ページ: 185-192
• [学会発表] 含フラビンゲル触媒を用いるオレフィンのジイミド還元 (2012)
  • 著者名/発表者名: 南勇一郎, 他
  • 学会等名: 日本化学会第92春季年会
  • 発表場所: 慶應義塾大学日吉キャンパス、矢上キャンパス(横浜市)
  • 年月日: 2012-03-25
• [学会発表] 含フラビンゲル触媒を用いるオレフィンのジイミド還元 (2012)
  • 著者名/発表者名: 南勇一郎, 西岡伸悟, 安藤大地, 今田泰嗣, 直田健
  • 学会等名: 日本化学会第92春季年会
  • 発表場所: 横浜(慶応義塾大学日吉キャンパス・矢上キャンパス)
• [学会発表] Synthetic Flavin Molecules as Organocatalysts for Environmentally Benign Molecular Transformations (2011)
  • 著者名/発表者名: Yasushi Imada
  • 学会等名: International Symposium on Activation of Dioxygen and Homogeneous Catalytic Oxidation
  • 発表場所: 万国津梁館(沖縄県名護市)(招待講演)
  • 年月日: 2011-07-06
• [学会発表] フラビン骨格を含む1, 2-ビス(アルカンアミド)シクロヘキサンによる超分子ゲルの構造と触媒能 (2011)
  • 著者名/発表者名: 安藤大地、今田泰嗣, 他
  • 学会等名: 日本化学会第91春季年会
  • 発表場所: 神奈川大学横浜キャンパス(横浜市)
  • 年月日: 2011-03-29
• [学会発表] 中員環ニトロンの環拡大メタセシス反応 (2011)
  • 著者名/発表者名: 西田有里、今田泰嗣, 他
  • 学会等名: 日本化学会第91春季年会
  • 発表場所: 神奈川大学横浜キャンパス(横浜市)
  • 年月日: 2011-03-28
• [学会発表] Synthetic Flavins Molecules as Organocatalysts for Environmentally Benign Molecular Transformations (2011)
  • 著者名/発表者名: Yasushi Imada
  • 学会等名: International Synposium on Activation of Dioxygen and Homogeneous Catalytic Oxidation
  • 発表場所: Bankoku Shinryokan, Okinawa
• [学会発表] フラビン骨格を含む1, 2-ビス(アルカンアミド)シクロヘキサンによる超分子ゲルの構造と触媒 (2011)
  • 著者名/発表者名: 安藤大地, 今田泰嗣, 直田健
  • 学会等名: 日本化学会第91春季年会
  • 発表場所: 神奈川大学横浜キャンパス)
• [学会発表] 中員環ニトロンの環拡大メタセシス反応 (2011)
  • 著者名/発表者名: 西田有里, 今田泰嗣, 直田健
  • 学会等名: 日本化学会第91春季年会
  • 発表場所: 横浜(神奈川大学横浜キャンパス)
• [学会発表] フラビン有機分子触媒による酸素酸化反応 (2010)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣
  • 学会等名: 第27回有機合成化学セミナー
  • 発表場所: シーサイドホテル舞子ビラ(神戸市)(招待講演)
  • 年月日: 2010-09-04
• [学会発表] 長鎖アルキル基を有するリボフラビン集合体を触媒とするオレフィンの分子状酸素による水素化反応 (2010)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣, ほか
  • 学会等名: 日本化学会第90春季年会
  • 発表場所: 近畿大学東大阪キャンパス
  • 年月日: 2010-03-29
• [学会発表] フラビン骨格を含む超分子ゲルを触媒とするオレフィンの分子状酸素による水素化反応, 日本化学会第90春季年会 (2010)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣, ほか
  • 学会等名: 日本化学会第90春季年会
  • 発表場所: 近畿大学東大阪キャンパス
  • 年月日: 2010-03-29
• [学会発表] フラビン有機分子触媒による酸素酸化反応 (2010)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣
  • 学会等名: 第27回有機合成化学セミナー
  • 発表場所: 神戸(シーサイドホテル舞子ビラ)
• [学会発表] 長鎖アルキル基を有するリボフラビン集合体を触媒とするオレフィンの分子状酸素による水素化反応 (2010)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣, 北川隆啓, 直田健
  • 学会等名: 日本化学会第90春季年会
  • 発表場所: 東大阪(近畿大学)
• [学会発表] フラビン骨格を含む超分子ゲルを触媒とするオレフィンの分子状酸素による水素化反応 (2010)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣, 西岡伸悟, 直田健
  • 学会等名: 日本化学会第90春季年会
  • 発表場所: 東大阪(近畿大学)
• [学会発表] フラビン分子触媒によるグリーン酸素酸化反応 (2009)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣
  • 学会等名: 平成21年度有機合成化学北陸セミナー
  • 発表場所: 富山観光ホテル
  • 年月日: 2009-10-10
• [学会発表] フラビン骨格を有する1,2-ビス (アルキルアミド) シクロヘキサンの自己組織化 (2009)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣, ほか
  • 学会等名: 第20回基礎有機化学討論会
  • 発表場所: 群馬大学工学部
  • 年月日: 2009-09-28
• [学会発表] フラビン分子触媒によるグリーン酸素酸化反応 (2009)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣
  • 学会等名: 平成21年度有機合成化学北陸セミナー
  • 発表場所: 富山(富山観光ホテル)
• [学会発表] フラビン骨格を有する1, 2-ビス(アルキルアミド)シクロヘキサンの自己組織化 (2009)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣, 西岡伸悟, 直田健
  • 学会等名: 第20回基礎有機化学討論会
  • 発表場所: 桐生(群馬大学桐生キャンパス)
• [図書] フラビン有機分子触媒,触媒 (2010)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣, 直田健
• [図書] フラビン酸化触媒,化学フロンティア21,進化を続ける有機触媒-有機合成を革新する第三の触媒- (2009)
  • 著者名/発表者名: 今田泰嗣, 直田健
  • 出版者: 化学同人
• [備考]
  • URL: http://www.soc.chem.es.osaka-u.ac.jp
• [備考]
  • URL: http://www.soc.chem.es.osaka-u.ac.jp/publication