研究課題/領域番号 |
21560006
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用物性・結晶工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
野地 尚 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教 (50180740)
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研究分担者 |
小池 洋二 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70134038)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 超伝導 / 鉄系超伝導体 / 単結晶 / 比熱 / FeSe_<1-x>Te_x / 超伝導ギャップ / 電子比熱係数 / アニール効果 / 異方性パラメータ / インターカレーション / FeSe / 他元素置換 |
研究概要 |
我々は、FeSe1-xTex (0. 6≦x≦1)のas-grownと真空アニールした単結晶を用いて比熱測定を行い、電子比熱を見積もった。アニールを施した0.6≦x≦0.9の単結晶は、超伝導転移温度:Tcで明瞭な比熱のトビが観測されたことから、バルク超伝導がアニールによって誘起されることが分かった。これらの単結晶のT=0Kにおける超伝導凝縮エネルギー: U0, 熱力学的上部臨界磁場: Hc(0), 超伝導ギャップ:Δ0そしてΔC/(γn-γ0)Tc [ΔC :転移温度における比熱のトビ、γn :常伝導状態の電子比熱係数、γ0 :超伝導状態の0Kにおける残留電子比熱係数] を見積もった。これらより、x=0. 7において超伝導が最も強く、シングルバンドを仮定したBCS理論で見積もられた2Δ0/kBTcとΔC/(γn-γ0)Tc の値は、4.29と2.76になり、強結合超伝導が実現していることが分かった。
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