研究課題
基盤研究(C)
2次元開放系ビリヤードモデルの輸送現象に着目し、基本原理に忠実に基づく高精度な数値シミュレーションを広範なエネルギー領域において実行した。その結果、カオス系の場合、低エネルギーな量子波の領域から高エネルギーな古典粒子の領域に至る過程で、波の局在(スカー)が現れ、それがエネルギーと共に連続的にフラクタル性を獲得していく過程を明らかにすることができた。この研究により、カオス系に見られるマルチスケールな輸送現象が可視化され、その量子領域から古典領域に至る遷移を統一的に理解することができるようになった。
すべて 2013 2012 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (10件) (うち招待講演 2件) 図書 (2件) 備考 (1件)
Communications in Computer and Information Science
巻: Vol. 174 (Part II) (Springer) ページ: 46-51
10.1007/978-3-642-22095-1_10
立命館高等教育研究
巻: Vol. 11 ページ: 199-212
40018832281
巻: 11 ページ: 199-212
京都大学高等教育研究
巻: Vol. 16 ページ: 49-60
110008003181
http://www.jsps.go.jp/hirameki/ht22000/ht22141.pdf