研究課題
基盤研究(C)
固体酸化物形燃料電池性能に及ぼす燃料ガス通路内の濃度境界層の影響を実験及び数値解析によって調査した。燃料極支持式セルに燃料ガスを2つの方法(噴流、並行流)で供給し、各々の方法において水素流量を変化させてセル性能を測定した。セル電圧は噴流の場合よりも並行流の場合の方が高電流密度域で高くなり、また各々の場合で水素流量を多くすると同様に高電流密度域でセル電圧が向上した。この違いは低周波数域に起因する過電圧によって引き起こされた。数値解析の結果、上記セル性能の差は燃料極表面の水素濃度によって決まる起電力と大きな相関があることが示された。
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日本機械学会論文集B編
巻: Vol.78, No.789 ページ: 1160-1164
130002050756
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kikaib/78/789/78_1160/_pdf
巻: 78 ページ: 1160-1164