配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
研究概要 |
本研究では,ディジタル回路の統計的設計手法を確立するため,基本的なアルゴリズム論的課題に取り組み,以下の成果を得た. 混合正規分布を用いた従来の統計的静的遅延解析手法を改良し,タイミング違反確率の計算精度を改善すると共に,経年劣化の影響を考慮できるようにした.また,タイミング検査を効率化するため,クリティカルパスを構成する可能性の低いパスを除去する手法を構築すると共に,この手法を評価するため,指定されたパスの遅延が最大になる確率を計算する手法も構築した. 電源電圧および温度の変動を取り入れた遅延ばらつきライブラリの構築手法を作成すると共に,経年劣化の影響も考慮可能にし,タイミング信頼性を総合的に向上する電源配線最適化手法を構築した.また,これに用いる電源配線解析システムを高性能化した.
|