研究概要 |
本研究では1)国内の自転車道整備先進地域を対象に,歩自分離の状況と安全安心について調査を行い,先進地域においても歩道上の自転車走行が見られ,歩行者の安全安心を阻害しており,その原因は自転車道において十分な走行速度が得られないことにあることが示唆された. 2)海外の自転車道整備先進地域における歩自分離と安全・安心について調査を行い,自転車走行の十分な速度が保たれ,歩行者・自転車間の事故が少なく,自転車を用いた犯罪も見られない点を確認した. 3)東京近郊の住宅地R地区における犯罪傾向と通行の調査を行い,通行と犯罪に対する安全安心との間に関係があることを示唆した. 4)自転車走行者を自転車道へ誘導する際に適切な案内標識のデザインについて,フォトリアリスティックなCG表示を用いて自転車走行時の景観を再現した知覚実験を行い,検討した.
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