研究課題
基盤研究(C)
Mg-キラターゼはクロロフィル合成の第1段階を触媒する酵素で、CHLI,CHLD,CHLHの3つのサブユニットから構成される。植物において、核コードの光合成遺伝子は葉緑体の機能とリンクしていることが知られている。しかし葉緑体機能が失われても、核コードの葉緑体遺伝子の発現が抑制されないgun(genome uncoupled)変異体が見出され、その原因遺伝子の多くがCHLHのミスセンス変異であることが明らかとなってきた。従って、Mg-キラターゼはクロロフィル合成系の酵素としてだけでなく、葉緑体から核への情報伝達(レトログレードシグナル)にも関与することが明らかとなってきた。本研究では、Mg-キラターゼ活性の再構成系を構築し、解析を行った。その結果、gun表現型はMg-キラターゼ活性の低下が主要な原因と考えられた。現在のところ、Mg-キラターゼ活性の低下がなぜCHLHタンパク質の蓄積を引き起こすのか、その原因は明らかではない。今後、Mg-キラターゼ複合体の機能や存在状態を含めた解析が重要になると考えられる。
すべて 2012 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (14件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (23件) 図書 (5件) 備考 (3件)
Plant Mol. Biol
巻: 78 ページ: 77-93
Plant Cell
巻: 24 ページ: 1081-1095
Plant Signal. Behavior
巻: 7 ページ: 922-926
Plant Cell Physiol
巻: 53 ページ: 1344-1354
J Exp Bot
巻: 63 ページ: 5967-5978
The Arabidopsis Book
巻: 9
巻: 9 ページ: e0145-e0145
10.1199/tab.0145
Trends in Plant Sci
巻: 15 ページ: 488-498
DNA research
巻: 17 ページ: 85-103
130006992893
Trends in Plant Science
光合成研究
巻: 59 ページ: 150-160
The Plant Journal 58
ページ: 952-960
Combinatorial Chemistry and High Throughput Screening 12
ページ: 532-535
130006990883
The Plant Journal 57
ページ: 322-331
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/masuda_lab/Masuda_Laboratory/Welcome.html
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/masuda_lab