研究課題
基盤研究(C)
ステロイドをリガンドとするGタンパク質共役受容体であるTGR5に対するペプチドリガンドを開発するために、6量体からなるランダムペプチドライブラリーを調整した。そこから得られたAc-WLFLHV-NH_2の配列からなるペプチドはわずかながらTGR5を活性化するアゴニストとしての性質を示し、そのEC_50は約630nMであった。また、Ac-WVFLIV-NH_2の配列からなるペプチドはわずかながらTGR5を不活性化するアンタゴニストとしての性質を示し、そのIC_50は約15nMであった。結果、活性は低いながらTGR5の新規リガンドとなる可能性のあるペプチドとして2種類の配列を得ることができた。
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