研究課題
基盤研究(C)
神経変性疾患の新規治療法の開発を目指し、神経系小胞体ストレスのニコチンとNGFによる防御機構を分子レベルで比較することを目的とした。ニコチンは小胞体ストレスの最初期段階で小胞体ストレスの発生を抑制したが、NGFは小胞体シャペロンGRP78の発現を加速上昇させて小胞体ストレスを軽減・防御した。さらに、cAMPレベルを上昇させるフォルスコリンがニコチンと同様の機構で小胞体ストレスを防御した。従って、これらの作用を共存させれば、相加・相乗効果が出ることが示唆された。
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