微生物由来ペプチダーゼの機能解析とβ-アミノ酸含有ペプチド合成への応用

• 研究課題/領域番号: 21580100
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用微生物学
• 研究機関: 富山県立大学
• 研究代表者: 米田 英伸 富山県立大学, 工学部生物工学科, 准教授 (50285160)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 微生物酵素 / ペプチダーゼ / アミダーゼ / ベーターアミノ酸

研究概要

β-アミノ酸を含有するペプチドは医薬品との合成中間体等として重要な化合物である。β-アミノ酸を含有するペプチドを微生物酵素の触媒反応により合成する方法の開発を目的として、β-アミノ酸特異的なペプチダーゼを生産する微生物を探索した。その結果、得られたPseudomonas属細菌由来の新規ペプチダーゼを単離し、その酵素化学的諸性質を明らかにするとともに、遺伝子クローニングと大腸菌における大量発現を行い、組換え酵素を用いてβ-アミノ酸含有ペプチドの合成を行った。

研究成果

• [雑誌論文] High yield synthesis of 12-aminolauric acid by "Enzymatic transcrystallization" of ω-laurolactam using ω-laurolactam hydrolase from Acidovorax sp.T31 (2009)
  • 著者名/発表者名: Fukuta, Y., Komeda, H., Yoshida, Y., Asano, Y.
  • 雑誌名: Biosci.Biotech.Biochem. 93 ページ: 980-986
  • 査読あり
• [学会発表] Discovery and application of new stereoselective amidases (2011)
  • 著者名/発表者名: Hidenobu Komeda, Yasuhisa Asano
  • 学会等名: 16th Japanese-German Workshop on Enzyme Technology
  • 発表場所: Toyama, Japan
  • 年月日: 2011-09-14
• [学会発表] ω-ラウロラクタムの「酵素的結晶変換法」による12-アミノラウリン酸の大量合成 (2010)
  • 著者名/発表者名: 福田泰久、米田英伸、浅野泰久
  • 学会等名: 第14回生体触媒化学シンポジウム
  • 発表場所: 静岡市
  • 年月日: 2010-09-24
• [学会発表] α-アミノ-ε-カプロラクタムラセマーゼの構造と機能 (2010)
  • 著者名/発表者名: 岡崎誠司、鈴木淳巨、米田英伸、浅野泰久、山根隆
  • 学会等名: 第6回D-アミノ酸研究会学術講演会
  • 発表場所: 富山市
  • 年月日: 2010-09-17
• [学会発表] ウメ(Purunus mume)由来(R)-hydroxynitrile lyase の Pichia pastoris による分泌発現 (2010)
  • 著者名/発表者名: 福田泰久, 米田英伸, 浅野泰久
  • 学会等名: 日本農芸化学会2010年度大会
  • 発表場所: 東京大学(東京都目黒区)
  • 年月日: 2010-03-29
• [学会発表] Achromobacter obae由来アミノ酸アミドラセマーゼの基質特異性の改変 (2010)
  • 著者名/発表者名: 丸山沙都子、大塚稔、福田泰久、徳南宏祐、岡崎誠司、山根隆、米田英伸、浅野泰久
  • 学会等名: 日本農芸化学会2010年度大会
  • 発表場所: 東京都目黒区
  • 年月日: 2010-03-28
• [備考]
  • URL: http://www.pu-toyama.ac.jp/BR/asano/