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スイカ果実に含まれるスイカ種子発芽抑制物質の有機化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21580122
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物生産化学・生物有機化学
研究機関北海道大学

研究代表者

松浦 英幸  北海道大学, 大学院・農学研究院, 准教授 (20344492)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
キーワード発芽阻害 / 植物生存戦略 / アブシシン酸 / 植物ホルモン / アブシシン酸糖エステル / 胎生発芽
研究概要

植物は大地に根を張って生きねばならない故、環境要因が悪化したからといって逃げ出す事はできない。よって、植物は生育環境に応じて発芽、生育,開花、結実の行程を踏み、環境要因に呼応して次の生育ステージへ移行する。植物の生活環制御は興味に尽きない。ここで、植物に含まれる低分子生理活性物質に目を向けた場合、植物ホルモンと呼ばれる一群の生理活性物質が知られている。種子発芽の抑制もしくは促進、栄養生長時に於ける大盛な生長、栄養生長にブレーキを踏み生殖生長(老化)に切り替える働き等、植物ホルモンが関与している事例が多く知られ、鋭意研究が行われている。しかしながら多くの研究者が植物の生活環制御の不思議さ,巧妙さに興味を抱きつつ、研究がなされてきたが、「種子の発芽は果実中に存在する限り起こりえない」と云う事例に目を向けた研究は未だに行われていない。この事象についてスイカ果実を実験材料として用い、植物ホルモンの一種であるアブシシン酸が主たる活性物質である事を明らかとした。本年度は他の植物を用いて上記の生物現象を検討した。数種の植物を用いて検証したところ、果実と種子が直接接しているような植物においては化学物質を介した果実中での発芽抑制機構が存在する事が示唆された。そこで、発芽抑制の確認されたトマト(Solanum lycopericum)を用いて、果実中の発芽抑制物質の単離を試みた。今の所、単離、精製を試みている段階であり、生理活性物質の実態は不明である。しかしながら、精製を進めた段階に於いてもトマト種子発芽抑制活性を有する事から数ステップの精製操作により目的化合物の取得が可能と思われる。

報告書

(4件)
  • 2011 実績報告書
  • 2010 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Chemical Inhibitors of Viviparous Germination in the Fruit of Watermelon2010

    • 著者名/発表者名
      Yoshiki KOBAYASHI, Kensuke NABETA and Hideyuki MATSUURA
    • 雑誌名

      Plant Cell Physiology

      巻: 51 号: 9 ページ: 1594-1598

    • DOI

      10.1093/pcp/pcq103

    • NAID

      10027352832

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書 2010 研究成果報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] スイカ果肉に由来する種子発芽阻害物質の探索2009

    • 著者名/発表者名
      小林義氣, 松浦英幸, (他1)
    • 学会等名
      日本植物化学調節学会
    • 発表場所
      仙台
    • 年月日
      2009-10-30
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] スイカ果肉に由来する種子発芽阻害物質の探索2009

    • 著者名/発表者名
      小林義氣、鍋田憲助、松浦英幸
    • 学会等名
      植物化学調節学会第44回大会
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [備考] 北大院農:生物有機学研究室

    • URL

      http://www.agr.hokudai.ac.jp/bioorg/natpro/

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書

URL: 

公開日: 2009-04-01   更新日: 2017-05-19  

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