研究課題/領域番号 |
21580179
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
向井 譲 (向井 讓) 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (80283349)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ブナ科 / 自家不和合性 / 配偶子競争 / 資源制約 / 繁殖適応度 / 人工交配 / 自殖回避 / コナラ / 花粉管伸長 / DNA多型 / 配偶子選択 / 受精卵診断 / 人工交雑 / 堅果生産 |
研究概要 |
コナラを用いて人工交雑(無受粉、自家受粉、他家受粉)をおこない、雌花・堅果の生存率と発育状況を観察した。交配様式にかかわらず受粉後 50-60 日の間に堅果内の 1 個の胚珠が成長しはじめ、残りの胚珠は成長停止した。他家受粉では胚珠の成長が続き、残りの胚珠は完全に退化した。交配様式による堅果サイズの違いは受粉後 90 日までは小さい。以降、他家受粉堅果が急成長し、無受粉や自家受粉堅果のほとんど全てが落果した。以上から、堅果の中絶は母樹が先導し、選択された胚珠が他家授精し、健全胚を形成することで完了し、接合子間競争を回避し、適応度を高める意義がある。さらに、DNA 多型マーカーを用いた胚や胚珠の遺伝子診断により、複数の胚珠が受精できること、花粉親間の競争が存在することが明らかになった。
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