研究課題/領域番号 |
21580200
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
木質科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
土居 修一 筑波大学, 生命環境系, 教授 (20279508)
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研究分担者 |
中川 明子 筑波大学, 大学院・生命環境系, 助教 (30323249)
吉村 剛 京都大学, 生存圏研究所, 教授 (40230809)
堀沢 栄 (堀澤 栄) 高知工科大学, 工学部, 准教授 (20368856)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 保存 / 木質文化 / シロアリ / 木材 / 腐朽 / 摂食忌避 / 抽出物 |
研究概要 |
腐朽した野外暴露木杭から試料を調製して、そのままの状態あるいは乾燥した状態でヤマトシロアリの摂食忌避の有無を調べた結果、そのままの状態で明確な忌避が認められたが、乾燥後にはこの活性はほとんど消失した。この杭から分離した腐朽菌を同定した結果Fibroporia radiculosaであった。この菌を純粋培養してアカマツ材を人工的に腐朽させ、上記同様の現象が再現されることを確認した。この現象を引き起こす物質は、有機溶媒による逐次抽出でn-ノルマルヘキサン画分に存在することが明らかになった。乾燥に伴って活性が低下するのは、この物質が揮発性を持つためと推定された。今後、この物質の詳細な分画を行って構造を確定し、その実用性について検討する予定である。
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