研究課題/領域番号 |
21580225
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 克 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 名誉教授 (20155170)
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研究分担者 |
鈴木 徹 東北大学, 農学研究科, 教授 (70344330)
田川 正朋 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 准教授 (20226947)
有瀧 真人 (独)水産総合研究センター, 西海区水産研究所, センター長 (00426298)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ボウズガレイ / 異体類 / 変態 / 左右性 / 成熟 / 親魚養成 / 人工授精 / 稚魚成育場 / コタキナバル / 生殖腺 / 組織学的観察 / 卵成熟 / 精子形成 / 卵巣成熟 / 成熟親魚 / 着底稚魚 / 市場調査 / 遺伝子機構 / 内分泌機構 / 成熟産卵 |
研究概要 |
異体類の中で最も原始的と考えられているボウズガレイに変態機構を解き明かすカギがあるとの考えのもとに,マレーシアサバ大学ボルネオ海洋研究所を拠点に,人工授精や仔稚魚飼育の基礎となる本種の産卵・成熟ならびに稚魚や未成魚の分布を調べた。生殖腺の形態学的ならびに組織学的観察より,本種の雄は体長29. 5cm未満,雌はそれ以上と雌雄により成長に顕著な差が見られ,コタキナバル湾周辺では周年産卵を行っていることが確認された。稚魚や未成魚は浅海域や水深30m以深の沖合域には生息せず,水深10~20m前後の水深帯に成育場があると推定された。比較対象種としたヒラメとホシガレイにおける発生学的解析より,個体発生初期過程におけるノダル回路の重要性と変態開始期における左右性決定遺伝子pitx2の再発現が眼位決定の鍵を握ることが明らかにされた。
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