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色落ち海苔の多糖を活用した免疫機能性食品素材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21580226
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 水産学一般
研究機関香川大学

研究代表者

岡崎 勝一郎  香川大学, 農学部, 教授 (60109733)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード海苔 / 多糖 / 免疫機能 / マクロファージ / 細胞性免疫 / 腸炎抑制 / 乳酸菌 / 海藻 / マウス / アレルギー
研究概要

海苔の色落ちは天候やその他の要因で発生するが商品とはならずほとんどが廃棄されている。これを有効利用するため海苔の細胞壁に多量に含まれる粘性のある酸性多糖であるポルフィランを効率的かつ短時間で調製した。精製ポルフィランの免疫細胞に与える影響をマウスのマクロファージ培養細胞(J774. 1)とリポ多糖(LPS)に対する応答性が高いC3H/ HeN系マウスの脾臓細胞で検討した結果、細胞性免疫を増強するサイトカインであるインターロイキン(IL)-12とンターフェロン-γの産生誘導が乳酸菌やLPSと同様に認められ、マクロファージ上のToll様受容体4を介してLPSと同様にIL-12の産生を増強していることが示唆された。また、腫瘍壊死因子あるいは過酸化水素で刺激したヒト腸管上皮様細胞株Caco-2細胞で産生増強される炎症性サイトカインであるIL-8の産生をポルフィランと乳酸菌は抑制し、経上皮電気抵抗値で測定した腸管のバリア損傷に対する抑制効果もポルフィランに認められた。以上のことから、食物として摂取している海苔中のポルフィランには細胞性免疫の賦活化作用と腸管細胞での抗炎症作用といった乳酸菌と同様な健康機能効果があると考えられた。

報告書

(4件)
  • 2011 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (13件)

すべて 2011 2010 2009 その他

すべて 学会発表 (6件) 備考 (5件) 産業財産権 (2件)

  • [学会発表] 海苔ポルフィラン多糖の免疫賦活化機構と腸管細胞保護作用2011

    • 著者名/発表者名
      岡崎勝一郎、村川春菜、遠藤有希子, 奥谷康一
    • 学会等名
      第14回マリンバイオテクノロジー学会
    • 発表場所
      グランシップ(静岡県コンベンションアーツセンター)(静岡市)
    • 年月日
      2011-05-28
    • 関連する報告書
      2011 研究成果報告書
  • [学会発表] 海藻ポルフィラン多糖の免疫賦活化機構と腸管細胞保護作用2011

    • 著者名/発表者名
      岡崎勝一郎
    • 学会等名
      第14回マリンバイオテクノロジー学会
    • 発表場所
      グランシップ(静岡県コンベンションアーツセンター)(静岡市)
    • 年月日
      2011-05-28
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 色落ち海苔から調製したポルフィラン多糖の免疫調節機能2010

    • 著者名/発表者名
      岡崎勝一郎、遠藤有希子, 奥谷康一
    • 学会等名
      第12回マリンバイオテクノロジー学会
    • 発表場所
      稲田大学理工学部(東京都)
    • 年月日
      2010-05-30
    • 関連する報告書
      2011 研究成果報告書
  • [学会発表] 色落ち海苔から調製したポルフィラン多糖によるマウス脾臓細胞でのサイトカインの産生増強2010

    • 著者名/発表者名
      岡崎勝一郎、遠藤有希子, 奥谷康一
    • 学会等名
      第13回マリンバイオテクノロジー学会
    • 発表場所
      広島大学生物生産学部(東広島市)
    • 年月日
      2010-05-29
    • 関連する報告書
      2011 研究成果報告書
  • [学会発表] 色落ち海苔から調製したポルフィラン多糖によるマウス脾臓細胞でのサイトカインの産生増強2010

    • 著者名/発表者名
      岡崎勝一郎
    • 学会等名
      第13回マリンバイオテクノロジー学会
    • 発表場所
      広島大学(東広島市)
    • 年月日
      2010-05-29
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 色落ち海苔から調製したポルフィラン多糖の免疫調節機能2009

    • 著者名/発表者名
      岡崎勝一郎
    • 学会等名
      第12回マリンバイオテクノロジー学会
    • 発表場所
      早稲田大学(東京都)
    • 年月日
      2009-05-30
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考] ホームページ等東京海洋大学水産海洋プラットホームの全国水産海洋研究成果ポスター集

    • URL

      http://suisankaiyo.com/seeds/?cat=10

    • 関連する報告書
      2011 研究成果報告書
  • [備考]

    • URL

      http://suisankaiyo.com/seeds/?cat=10&paged=2

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://suisankaiyo.com/seeds/?cat=10

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.kagawa-u.ac.jp/ccip/images/2-02/AG-08-004.pdf

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.kagawa-u.ac.jp/ccip/images/2-02/AG-08-004.pdf

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [産業財産権] 免疫賦活剤2010

    • 発明者名
      奥谷康一、岡崎勝一郎
    • 権利者名
      シーバイオン、香川大学
    • 出願年月日
      2010-07-31
    • 関連する報告書
      2011 研究成果報告書
  • [産業財産権] 免疫賦活剤2010

    • 発明者名
      奥谷康一, 岡崎勝一郎
    • 権利者名
      シーバイオン香川大学
    • 産業財産権番号
      2010-171476
    • 出願年月日
      2010-07-31
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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