研究概要 |
沿岸小型漁船における操業の安全性向上を目的に,作業甲板上における漁労操業を対象とした作業研究を,山口県下関市西方海域,及び山口県長門市沖海域を主な漁場とする,計4種類の漁業を対象に実施した。漁場での漁労および甲板上での漁労作業時間を分析することで,漁船での操業が一連の作業内容を繰り返し行っているという特徴を,操業サイクルとして明らかにした。また,投網または揚網などの漁撈作業に要する作業時間の変化を計測することで,作業の困難度や作業環境における作業負担,または作業に影響する作業環境中の要因について検討する上での指標となることが明らかとなった。
|