研究課題/領域番号 |
21580284
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業経済学
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研究機関 | 西南学院大学 |
研究代表者 |
新谷 正彦 西南学院大学, 経済学部, 教授 (70069706)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 経済事情 / 国際農業 / 擬似パネルデータ / 疑似パネルデータ |
研究概要 |
インドネシアの社会経済調査の個別結果表(1998-2006年の毎年)とタイの社会経済調査の個別結果表(1990-2006年の2年毎と2007年)とを用い、教育投資の収益率の推定、教育における資本制限と学歴の世帯間連鎖の存在の証明、女子高等教育のトリートメント効果の計測、および貯蓄関数の計測を行い、両国の所得格差と貧困の要因分析を行った。成果の主要部分は以下のとおりである。所得格差と貧困の要因を教育格差に求め、女子高等教育の投資の収益率が高い点を確認し、女子高等教育の就学率の低い理由として、教育投資の資本制限と学歴の世帯連鎖の存在を数量的に確認した。女子高等教育を行う必要性をトリートメント効果より数量的に再確認した。貧困の悪循環を断ち切るために、教育投資の原資が必要である。投資の源泉となる貯蓄が必要であり、普通家計と貧困家計との貯蓄関数の限界貯蓄性向より、貧困解消への糸口を探った。
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