研究課題
基盤研究(C)
本研究では、インド南部の農村を対象に、耐乾性樹種(Prosopis)の被覆面積拡大が家計収入に与えた影響について分析した。同樹木による土地被覆は2000年以降急速に拡大し、10年には農地面積の72%を占め、同村の農業は大きく衰退した。しかしながら、民間企業による発電事業への参入が完全自由化されたことで、プロソピスを利用した火力発電所が建設され、その実質価格は2003~ 09年の間に2倍以上に上昇した。その結果、プロソピスの拡大は村内純生産の上昇に寄与していることが明らかになった。
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