研究課題
基盤研究(C)
イネでは、低温耐処理中に穂ばらみ期の幼穂においてスクロースの量が低下することが分かった。この現象に、低温下での葉鞘におけるスクロース転流遺伝子の発現の抑制、葉身、葉鞘でのショ糖分解に関わる遺伝子発現の減少が関与する結果が得られた。低温下での糖の供給の変化が稔実に影響を及ぼす可能性があることが示唆された。コムギ1-SST導入形質転換イネでは、蓄積されたフルクタンの分解及び低温下でも働く導入1-SSTがフルクタン合成中に生成する単糖により糖供給不足を補足するため、低温耐性が向上すると推察される。
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Dynamic, Biochemistry, Proces Biotechnology and Molecular Biology, ISSN 1749-0626 3, Special Issue 1
ページ: 78-84