研究課題/領域番号 |
21590116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
黒崎 博雅 熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 准教授 (70234599)
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研究分担者 |
山口 佳宏 熊本大学, 環境安全センター, 准教授 (10363524)
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連携研究者 |
荒川 宜親 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10212622)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2009年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 医薬分子設計 / 感染症 / β-ラクタム剤 / 薬剤耐性菌 / 阻害剤 / 金属酵素 / 薬学 / 抗生物質 / 耐性菌 / 細菌 / 酵素 |
研究概要 |
IMP-1メタロ-β-ラクタマーゼはカルバペネムをはじめとするほとんどすべてのβ-ラクタム剤を加水分解して不活化する複核のZn(II)酵素であり、薬剤耐性機構の一つに関与している。我々は、IMP-1メタロ-β-ラクタマーゼの2つのZn(II)結合サイト(Zn1とZn2サイト)からZn(II)を取り除いたアポIMP-1酵素(apo-IMP-1)の調製を確立し、Zn(II)とCo(II)の両金属イオンに対するZn1とZn2サイトへの結合親和性を紫外-可視分光法により検討した。1当量のZn(II)と1当量のCo(II)を含むapo-IMP-1の紫外-可視吸収スペクトルから判断すると、Zn(II)はCo(II)に比べZn1サイトに高い結合親和性を示すことがわかった。また、Co(II)置換IMP-1酵素(Co(II)-IMP-1)を用いてメルカプト酢酸との相互作用についても分光学的に検討した。本研究により、apo-IMP-1中の複核金属結合部位へのCo(II)またはZn(II)の結合様式ならびにメタロ-β-ラクタマーゼ阻害剤であるメルカプト酢酸とCo(II)-IMP-1との結合様式を推定することができた。
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