研究課題
基盤研究(C)
4位にエチニル基あるいはシアノ基を有する4-チオフラノイドグリカールを合成する方法を開発した。グリカールは核酸塩基とのグリコシル化、2'位のヨウ素置換基のラジカル的な還元と脱保護を経て標的化合物である4'-エチニル-2'-デオキシ-4'-チオヌクレオシドや4'-シアノ-2'-デオキシ-4'-チオシチジンへ変換することができた。また、エチニル基を有する糖供与体から1-O-アセトキシ-4-エチニル-4-チオリボフラノースを合成し、4'-エチニル-4'-チオシチジンへ変換することができた。本研究により合成した4'-エチニル-2'-デオキシ-4'-チオグアノシンが低い細胞毒性とともに極めて強力な抗HIV活性を示すことを明らかにした。
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