研究課題
基盤研究(C)
これまでに、概日リズム制御機構に関与すると考えられる複数の遺伝子候補の機能を生体内で明らかにするために、レンチウイルスベクターを用いてshRNAを発現させたノックダウンマウスの作製してきた。本研究では、この手法をさらに発展させ、複数の遺伝子を同時にノックダウンするマウスの作製を試みた。その結果、2種の遺伝子のshRNAを同時に発現するマウスの作製に成功した。一方、ノックダウン効率や世代間のノックダウン効果に著名な個体差を認めたため、日米欧でバンク化の進むノックアウトマウスを用いて、複数遺伝子ノックアウトマウス、あるいは、マウスの一部で観察された胎生致死を回避するべく細胞特異的なコンディショナルノックアウトマウスを作製することにした。その結果、注目された複数の遺伝子のノックアウト個体で行動リズムに異常を認め、新たな概日リズム制御の分子メカニズムの一端が明らかになった。
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PLoS One
巻: 7
PLoS ONE
巻: 6
PLos ONE
巻: 5
http://www.neuronet.jst.go.jp/researcher/member_3rd.html