研究課題/領域番号 |
21590270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
石川 良樹 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (20212863)
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研究分担者 |
中村 彰男 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (30282388)
小浜 一弘 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30101116)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2009年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | アクチン / ミオシン / アクチン結合タンパク質 / アクチン結合蛋白質 |
研究概要 |
種々の細胞運動を担っているミオシン運動につき、「裸の状態」のアクチン繊維上を滑走するのと、「様々なアクチン結合タンパク質が結合したアクチン繊維上」を滑走するので違いはあるか?という疑問のもと、ミオシン滑り運動解析を行った。脳特異的なアクチン結合タンパク質であるドレブリンがミオシンVに及ぼす影響を調べたところ、ミオシンVは、ドレブリンを結合させたアクチン線維上を、裸のアクチン線維と同じ滑り速度で滑走したが、結合してから遊離するまでの走行距離 & 時間は短かった。ドレブリンは、ミオシン前足頭部のアクチンへの結合を抑制したが、後足頭部のADP遊離には影響を与えなかった。以上の結果は、ドレブリンで飽和したアクチン線維上では、ミオシンVのアクチンへの結合親和性が低下し、その結果ミオシン滑り運動が阻害されていると示唆される。ドレブリンは神経成長円錐の辺縁部と中心部の境界の静的なアクチン線維上に局在しているが、このアクチンレールがミオシン活性を阻害することによってこのような振る舞いをしている可能性が高いものと思われる。
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