研究課題/領域番号 |
21590380
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
藤井 澄 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (60284189)
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研究分担者 |
國安 弘基 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00253055)
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連携研究者 |
大森 斉 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (80213875)
笹平 智則 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (90405374)
ウジャール バワール 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (50433339)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | テロメア / 胃癌 / 幹細胞因子 / ステムネス / 前癌病変 / ヘリコバクター・ピロリ / 幹細胞 / 系譜細胞 / 分化 / テロメラーゼ / クリプト / クリプト関連遺伝子 / チトクロムP450 / ノーダル / ES細胞 |
研究概要 |
胃癌においてテロメアが短縮することは広く知られている。非癌部胃粘膜におけるテロメアの変化と分布を検討すると、テロメアが短縮を示す局在性領域が認められ、テロメア短縮病変と名付けた。病理組織学的にはテロメア短縮病変はdysplastic metaplasiaの像を呈しており、腸上皮化生上皮におけるhigh risk lesionである可能性が考えられた。このテロメア短縮病変における特異的遺伝子変化を検討すると、CR-1 pseudogeneの一つであるTDGF-2の遺伝子欠失が高頻度に認められた。TDGF-2遺伝子産物はCR-1とNodalの相互作用を阻害しnegative regulatorとして作用した。TDGF-2欠失はCR-1-Nodal活性化をもたらしstem cell hyperplasiaを惹起すると考えられた。また、CYP2D6遺伝子の変異型がテロメア短縮病変に発現している可能性が認められ、発癌物質の代謝に変化が生じていることが考えられた。
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