ユニバーサル癌抗原Aurora-AキナーゼとFAKを標的とした免疫治療の開発

• 研究課題/領域番号: 21590424
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 実験病理学
• 研究機関: 旭川医科大学
• 研究代表者: 小林 博也 旭川医科大学, 医学部, 教授 (90280867)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2009年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: CD4 ヘルパーT 細胞 / 腫瘍抗原 / ペプチド / HLA / Aurora-A / FAK / ヘルパーT細胞 / 癌抗原 / 腫瘍免疫 / CD4ヘルパーT細胞 / 免疫治療 / ワクチン

研究概要

Focal adhesion kinase(FAK)ならびにAurora kinase A(Aurora-A)は、様々な固形癌に高発現し、その高発現は癌の進展や不良な予後に関連する。これらのキナーゼ蛋白質が免疫系、特にCD4ヘルパーT細胞に認識されるかどうかを検討したところ、腫瘍細胞やそのライセートを認識可能なこれらキナーゼ抗原特異的CD4ヘルパーT細胞が樹立され、そのエピトープペプチドを明らかにした。癌患者末梢血T細胞にも認識されるエピトープでもあることも明らかにされ、ペプチドワクチン治療にも利用されうるエピトープである可能性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Six-transmembrane epithelial antigen of the prostate and enhancer of zeste homolog 2 asimmunotherapeutic targets for lung cancer (2011)
  • 著者名/発表者名: Hayashi S, Kumai T, Matsuda Y, Aoki N, SatoK, Kimura S, Kitada M, Tateno M, Celis E, Kobayashi H.
  • 雑誌名: J Transl Med 巻: 9 号: 1 ページ: 191-191
  • DOI: 10.1186/1479-5876-9-191
• [雑誌論文] Characterization of human CD4 helper T cellresponses against Aurora kinase A (2010)
  • 著者名/発表者名: Kobayashi H, Azumi M, Hayashi S, Sato K, Aoki N, Kimura S, Kakizaki H, NagatoT, Harabuchi Y, Tateno M, Celis E
  • 雑誌名: CancerImmunol Immunother 巻: 59(7) 号: 7 ページ: 1029-39
  • DOI: 10.1007/s00262-010-0826-0
• [雑誌論文] Characterization of human CD4 helper T cell responses against Aurora-A kinase A (2010)
  • 著者名/発表者名: Hiroya Kobayashi
  • 雑誌名: Cancer Immunol Immunother 巻: 59 ページ: 1029-1039
  • 査読あり
• [雑誌論文] Six-Transmembrane epithelial antigen of the prostate as an immunother-apeutic target for renal cell and bladder cancer (2010)
  • 著者名/発表者名: Makoto Azumi
  • 雑誌名: J Urol 巻: 183 ページ: 2036-2044
  • 査読あり
• [雑誌論文] Focal adhesion kinase as animmunother apeutic target. (2009)
  • 著者名/発表者名: Kobayashi H, Azumi M, Kimura Y, Sato K, Aoki N, Kimura S, Honma M, Iizuka H, Tateno M, Celis E.
  • 雑誌名: Cancer Immunol Immunother 巻: 58(6) 号: 6 ページ: 931-40
  • DOI: 10.1007/s00262-008-0608-0
• [雑誌論文] Focal adhesion kinase as an immunotherapeutic target (2009)
  • 著者名/発表者名: Hiroya Kobayashi
  • 雑誌名: Cancer Immunology Immunotherapy 58 ページ: 931-940
  • 査読あり
• [学会発表] Tヘルパー応答から考察した癌抗原タンパク質としてのAurora-A kinaseの有用性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林博也
  • 学会等名: 第99回日本病理学会総会
  • 発表場所: 東京都
  • 年月日: 2010-04-29
• [学会発表] 癌免疫、アレルギー制御に関わるHLAクラスII分子結合性ペプチド抗原の分子病理学的解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林博也(代表者)
  • 学会等名: 第56回日本病理学会秋期特別総会
  • 発表場所: 北九州市
• [学会発表] Tヘルパー応答から考察した癌抗原タンパク質してのAurora-A kinaseの有用性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林博也(代表者)
  • 学会等名: 第99回日本病理学会総会
  • 発表場所: 横浜市
• [学会発表] Tヘルパー応答から考察した免疫標的分子としてのFAKの可能性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林博也
  • 学会等名: 第68回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-10-01
• [学会発表] 免疫標的分子としてのFocal adhesion kinase(FAK)の可能性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林博也
  • 学会等名: 第98回日本病理学会総会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-05-01
• [学会発表] Tヘルパー応答から考察した免疫標的分子としてのFAKの可能性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林博也(代表者)
  • 学会等名: 第68回日本癌学会総会
  • 発表場所: 横浜市
• [学会発表] 免疫標的分子としてのFocal adhesion kinase(FAK)の可能性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林博也(代表者)
  • 学会等名: 第98回日本病理学会総会
  • 発表場所: 京都市