癌幹細胞におけるp53誘導型細胞死耐性とその制御機構

• 研究課題/領域番号: 21590438
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 実験病理学
• 研究機関: 同志社女子大学
• 研究代表者: 高橋 玲 同志社女子大学, 薬学部, 教授 (60144565)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 遺伝子 / バイオテクノロジー / 病理学 / 癌 / 細胞 / 組織 / 細胞・組織

研究概要

癌の治療法のひとつには、p53遺伝子の過剰発現を誘導して癌細胞をアポトーシスによって死なせることである。本研究では人工的にp53発現を誘導することができる乳癌細胞を誘導し、それを用いて、細胞死を免れた細胞を解析した。この細胞死耐性を示す乳癌細胞は、乳癌幹細胞のマーカーのひとつとされているALDH1遺伝子を発現していることが明らかになった。癌幹細胞集団を詳細に調べることで新しい治療薬開発の基礎的知見を提供できる。

研究成果

• [雑誌論文] Comparison of antigen expression from plasmid DNA in tumor-free and antigen-expressing tumor-bearing mice (2012)
  • 著者名/発表者名: Guan X、Nishikawa M、Li H、Takahashi R、Takahashi Y、Takakura Y
  • 雑誌名: Human Vaccines & immunotherapeutics 巻: Vol.8、No.2 号: 2 ページ: 194-200
  • DOI: 10.4161/hv.18370
  • 査読あり
• [雑誌論文] A novel animal model of Epstein-Barr virus-associated hemophagocytic lymphohistiocytosis in humanized mice (2011)
  • 著者名/発表者名: Sato K, Misawa N, Nie C, Satou Y, Iwakiri D, Matsuoka M, Takahashi R, Kuzushima K, Ito M, Takada K, Koyanagi Y
  • 雑誌名: Blood 巻: 117 号: 21 ページ: 5663-5673
  • DOI: 10.1182/blood-2010-09-305979
  • 査読あり
• [雑誌論文] HIGH HATCHING RATES AFTER CRYOPRESERVATION OF HYDRATED CYSTS OF THE BRINE SHRIMP A. franciscana (2011)
  • 著者名/発表者名: Yoshida T、Arii Y、Hino K、Sawatani I、Tanaka M、Takahashi R、Bando T、Mukai K、Fukuo K
  • 雑誌名: CryoLetters 巻: Vol.32、No.3 ページ: 206-215
  • 査読あり
• [雑誌論文] 5'-Phosphate oligodeoxynucleotides enhance the phosphodiester-CpG DNA-induced inflammatory response in macrophages (2011)
  • 著者名/発表者名: Yoshida H, Nishikawa M, Kiyota T, Uno S, Toyota H, Takahashi R, Narita M, Takakura Y.
  • 雑誌名: Eur J Immunol 巻: 41 号: 2 ページ: 425-436
  • DOI: 10.1002/eji.201040396
  • 査読あり
• [雑誌論文] HIGH HATCHING RATES AFTER CRYOPRESERVATION OF HYDRATED CYSTS OF THE BRINE SHRIMP A.franciscana (2011)
  • 著者名/発表者名: Toru Yoshida
  • 雑誌名: CryoLetters 巻: 32巻 ページ: 206-215
  • 査読あり
• [雑誌論文] 5'-Phosphate oligodeoxynucleotides enhance the phosphodiester-CpG DNA-induced inflammatory response in macrophages. (2011)
  • 著者名/発表者名: Hiroyuki Yoshida
  • 雑誌名: Eur.J.Immunol. 巻: 41 ページ: 425-436
  • 査読あり
• [雑誌論文] Involvement of the Reck tumor suppressor protein in maternal and embryonic vascular remodeling in mice (2010)
  • 著者名/発表者名: Chandana P. S. E、Maeda Y、Ueda A、Kiyonari H、Oshima N、Yamamoto M、Kondo S、Oh J、Takahashi R、Yoshida Y、Kawashima S、Alexander. B. D、Kitayama H、Takahashi C、Tabata Y、Matsuzaki T、Noda M
  • 雑誌名: BMC Developmental Biology 巻: Vol.10、No.84 号: 1 ページ: 1-13
  • DOI: 10.1186/1471-213x-10-84
  • NAID: 120002511238
  • 査読あり
• [雑誌論文] トップジャーナルの症例集を用いた医学英語勉強会の試み (2010)
  • 著者名/発表者名: 高橋玲
  • 雑誌名: Journal of Medical English Education 巻: Vol.1、No.9 ページ: 48-51
  • 査読あり
• [雑誌論文] Sustained exogenous expression of therapeutic levels of IFN-gamma ameliorates atopic dermatitis in NC/Nga mice via Th1 polarization (2010)
  • 著者名/発表者名: Hattori K, Nishikawa M, Watcharanurak K, Ikoma A, Kabashima K, Toyota H, Takahashi Y, Takahashi R, Watanabe Y, Takakura Y.
  • 雑誌名: J Immunol 巻: 184 号: 5 ページ: 2729-2735
  • DOI: 10.4049/jimmunol.0900215
  • 査読あり
• [雑誌論文] Involvement of the Reck tumor suppressor protein in maternal and embryonic vascular remodeling in mice (2010)
  • 著者名/発表者名: Ediriweera P.S.Chandana
  • 雑誌名: BMC Developmental Biology 巻: 10 ページ: 1-13
  • 査読あり
• [雑誌論文] TLR9-dependent systemic interferon-β production by intravenous injection of plasmid DNA/cationic liposome complex in mice (2009)
  • 著者名/発表者名: Yoshida H、Nishikawa M、Yasuda S、Mizuno Y、Toyota H、Kiyota T、Takahashi R、Takakura Y
  • 雑誌名: THE JOURNAL OF GENE MEDICINE 巻: Vol.11 号: 8 ページ: 708-717
  • DOI: 10.1002/jgm.1348
  • 査読あり
• [学会発表] アポトーシス抵抗性ヒト乳癌細胞におけるALDH1とGATA3発現様式の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 井上沙奈、竹内理恵、大塚裕子、伊佐みゆき、増山紗永子、村上元庸、高橋玲
  • 学会等名: 日本薬学会第132年会
  • 発表場所: 北海道大学(北海道)
  • 年月日: 2012-03-30
• [学会発表] エトポシド抵抗性を示すヒト乳癌細胞の遺伝子発現様式の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 田中梨紗、伊佐みゆき、増山紗永子、村上元庸、高橋玲
  • 学会等名: 日本薬学会第132年会
  • 発表場所: 北海道大学(北海道)
  • 年月日: 2012-03-30
• [学会発表] アポトーシス誘導における乳癌幹細胞マーカーALDH1酵素活性の経時的解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 井澤優希、伊佐みゆき、増山紗永子、村上元庸、高橋玲
  • 学会等名: 日本薬学会第132年会
  • 発表場所: 北海道大学(北海道)
  • 年月日: 2012-03-29
• [学会発表] 細胞レベルにおける飲用アルカリ性電解水の機能解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 高橋玲
  • 学会等名: 第10回日本機能水学術大会
  • 発表場所: コクヨホール(東京都)
  • 年月日: 2011-10-23
• [学会発表] 尿細胞診で組織型を推定し得た腎原発小細胞癌の一例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 木枕英俊、三木陽子、松下早苗、藤井英明、西山隆一、岡裕也、藤村和代、高橋玲
  • 学会等名: 第50回日本臨床細胞学会秋季大会
  • 発表場所: 京王プラザホテル(東京都)
  • 年月日: 2011-10-23
• [学会発表] 細胞レベルにおける飲用アルカリ性電解水の機能解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 高橋玲
  • 学会等名: 第10回日本機能水学会学術大会
  • 発表場所: コクヨホール(東京都)
  • 年月日: 2011-10-23
• [学会発表] Regulation of immunological balance by sustained interferon-γgene transfer for atopic dermatitis in mice (2011)
  • 著者名/発表者名: Watcharanurak K、Nishikawa M、Takahashi、Kabashima K、Takahashi R、Takakura Y
  • 学会等名: 第27回日本DDS学会学術集会
  • 発表場所: 東京大学本郷キャンパス(東京都)
  • 年月日: 2011-06-10
• [学会発表] Regulation of immunological balance by sustained interferon-γ gene transfer for atopic dermatitis in mice (2011)
  • 著者名/発表者名: Kanitta Watcharanurak
  • 学会等名: 第27回日本DDS学会学術集会
  • 発表場所: 東京大学本郷キャンパス(東京都)
  • 年月日: 2011-06-10
• [学会発表] Mongolian gerbilsにおけるHelicobacter pylori感染後の壁細胞消失過程の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山本実佳、福沢真由、濱屋佳奈子、田中有美、黒田陽子、杉山晶子、高橋玲、天ヶ瀬紀久子、竹内孝治、村上元庸
  • 学会等名: 日本薬学会第131年会
  • 発表場所: 静岡コンベンションツアーセンター「グランシップ」・ツインメッセ静岡(静岡県)
  • 年月日: 2011-03-30
• [学会発表] ヘリコバクターピロリ感染Mongolian gerbilsの胃粘膜壁細胞およびE-カドヘリン変化 (2011)
  • 著者名/発表者名: 福沢真由、山本実佳、濱屋佳奈子、田中有美、杉山晶子、黒田陽子、高橋玲、天ヶ瀬紀久子、竹内孝治、村上元庸
  • 学会等名: 日本薬学会第131年会
  • 発表場所: 静岡コンベンションツアーセンター「グランシップ」・ツインメッセ静岡(静岡県)
  • 年月日: 2011-03-30
• [学会発表] Helicobacter pylori感染によるスナネズミの胃粘膜細胞系統への影響:萎縮腺境界形成とその組織学的特徴 (2011)
  • 著者名/発表者名: 濱屋佳奈子、山本実佳、福沢真由、黒田陽子、田中有美、杉山晶子、高橋玲、天ヶ瀬紀久子、竹内孝治、村上元庸
  • 学会等名: 日本薬学会第131年会
  • 発表場所: 静岡コンベンションツアーセンター「グランシップ」・ツインメッセ静岡(静岡県)
  • 年月日: 2011-03-29
• [学会発表] アレンドロネートのラット胃粘膜E-cadherinへの影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 田中有美、杉山晶子、高橋玲、天ヶ瀬紀久子、竹内孝治、村上元庸
  • 学会等名: 日本薬学会第131年会
  • 発表場所: 静岡コンベンションツアーセンター「グランシップ」・ツインメッセ静岡(静岡県)
  • 年月日: 2011-03-29
• [学会発表] 病理診断と癌治療の接点を求めて (2011)
  • 著者名/発表者名: 高橋玲
  • 学会等名: 第3回日本癌化学療法薬剤師学会学術大会
  • 発表場所: 京都テルサ(京都府)
• [学会発表] マウス胚芽パターン形成におけるReckの役割A role for Reck in limb patterning (2010)
  • 著者名/発表者名: 山本真子、松崎朋子、高橋玲、安達栄治郎、清成寛、大島尚子、山口幸代、北山仁志、森岡洋子、糸原重美、中村考志、秋山治彦、野田亮
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会年会・第83回日本生化学学会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド(兵庫県)
  • 年月日: 2010-12-08
• [学会発表] ヒト化マウスを用いたEBV関連血球貪食性リンパ組織球症モデルマウスの確立 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤佳、三沢尚子、Chuanyi Nie、佐藤賢文、松岡雅雄、高橋玲、伊藤守、高田賢蔵、小柳義夫
  • 学会等名: 第58回日本ウイルス学会学術集会
  • 発表場所: 徳島県郷土文化会館あわぎんホール(徳島県)
  • 年月日: 2010-11-09
• [学会発表] 細胞レベルにおけるアルカリイオン水の機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高橋玲、伊佐みゆき、村上元庸
  • 学会等名: 日本機能水学会第9回学術大会
  • 発表場所: 琵琶湖ホテル(滋賀県)
  • 年月日: 2010-10-30
• [学会発表] PREVENTION OF ATOPIC DERMATITIS BY PLASMID-BASED SUSTAINED TRANSGENE EXPRESSION OF INTERFERON γ IN NC/NGA MICE (2010)
  • 著者名/発表者名: Hattori K、Nishikawa M、Watcharanurak K、Ikoma A、Kabashima K、Toyota H、Takahashi Y、Takahashi R、Watanabe Y、Takakura Y
  • 学会等名: AMERICAN SOCIETY OF GENE & CELL THERAPY 13^<th> ANNUAL MEETING
  • 発表場所: Marriott Wardman Park(Washington. DC USA)
• [学会発表] PREVENTION OF ATOPIC DERMATITIS BY PLASMID-BASED SUSTAINED TRANSGENE EXPRESSION OF INTERFERON γ IN NC/NGA MICE (2010)
  • 著者名/発表者名: Kayoko Hattori
  • 学会等名: AMERICAN SOCIETY OF GENE & CELL THERAPY 13^<th> ANNUAL MEETING
  • 発表場所: Marriott Wardman Park (Washington, DC USA)
• [学会発表] ヒト化マウスを用いたEBV関連血球貪食性リンパ組織球症モデルマウスの確立 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤佳
  • 学会等名: 第58回日本ウイルス学会学術集会
  • 発表場所: 徳島県郷土文化会館(徳島県)
• [学会発表] マウス胚芽パターン形成におけるReckの役割 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山本真子
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド(兵庫県)
• [学会発表] 膵癌における超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診の有用性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 林裕司、吉田章子、馬場真次、末吉範行、伊藤元彦、奥村嘉章、井上徹也、高橋玲
  • 学会等名: 第48回日本臨床細胞学会秋期大会
  • 発表場所: JALリゾートシーホークホテル福岡(福岡県)
  • 年月日: 2009-10-30
• [学会発表] 末梢血中に出現した異型リンパ球を契機として診断に至ったIVLの一症例 (2009)
  • 著者名/発表者名: 森美幸、重野恭子、高橋玲、安井寛
  • 学会等名: 第50回日本臨床細胞学会総会(春期大会)
  • 発表場所: 京王プラザホテル(東京都)
  • 年月日: 2009-06-27
• [学会発表] 癌基礎研究の奔流～染色体解析から癌幹細胞研究までを振り返って (2009)
  • 著者名/発表者名: 高橋玲
  • 学会等名: 歯周病集学治療研究会(PIOクラブ)
  • 発表場所: PIO国際歯科センター(京都府)
  • 年月日: 2009-05-28
• [図書] キクタンメディカル6.薬剤編 (2011)
  • 著者名/発表者名: 高橋玲、土田勝晴、村上元庸
  • 総ページ数: 191
  • 出版者: 株式会社アルク
• [図書] キクタンメディカル5.看護とケア編 (2011)
  • 著者名/発表者名: 平野美津子、高橋玲
  • 総ページ数: 191
  • 出版者: 株式会社アルク
• [図書] キクタンメディカル4.保健医療編 (2011)
  • 著者名/発表者名: 押味貴之、高橋玲
  • 総ページ数: 195
  • 出版者: 株式会社アルク
• [図書] キクタンメディカル4.保健医療編 (2011)
  • 著者名/発表者名: 執筆:押味貴之シリーズ監修:高橋玲
  • 総ページ数: 195
  • 出版者: 株式会社アルク
• [図書] キクタンメディカル5.看護とケア編 (2011)
  • 著者名/発表者名: 執筆:平野美津子シリーズ監修:高橋玲
  • 総ページ数: 191
  • 出版者: 株式会社アルク
• [図書] キクタンメディカル6.薬剤編 (2011)
  • 著者名/発表者名: 執筆・シリーズ監修:高橋玲
  • 総ページ数: 191
  • 出版者: 株式会社アルク
• [図書] キクタンメディカル3.診療と臨床検査編 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高橋玲
  • 総ページ数: 191
  • 出版者: 株式会社アルク
• [図書] キクタンメディカル2.症候と疾患編 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高橋玲
  • 総ページ数: 191
  • 出版者: 株式会社アルク
• [図書] キクタンメディカル1.人体の構造編 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高橋玲
  • 総ページ数: 187
  • 出版者: 株式会社アルク
• [備考] 高橋玲、日経メディカルオンライン連載[実用講座]医師のための医学英語、日経メディカル、2009年11月～2010年5月(毎週連載)
  • URL: http://medical.nikkeibp.co.jp/