研究課題
基盤研究(C)
ブドウ球菌エンテロトキシン(SE)は嘔吐誘導活性を示す一方,スーパー抗原活性を有することが知られている.しかし,SEによる食中毒の詳細メカニズムや毒素レセプターについては,まだ明らかにされていない.本研究では,我々はこれまで確立した小型嘔吐動物モデル・スンクスを用いSEAの催吐シグナル受容体と分子伝達メカニズムを検討した.その結果,SEAはスンクスに経口投与および腸管ループ投与実験において,本毒素は強い嘔吐活性を示したが,下痢活性を有さないことを明らかにした.また,スンクスに事前にvanilloid受容体のアンタゴニストを投与することにより,SEAによる嘔吐を抑制したことを見出した.これらの結果から,vanilloid受容体,小腸の5-HTの産生と放出はSEAによる嘔吐反応に重要であることが示唆された.
すべて 2012 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (22件) (うち査読あり 21件) 学会発表 (36件)
Int.J.Med.Microbil
巻: 302(3) ページ: 88-95
FEMS Immun. Med. Microbiol
巻: 64(1) ページ: 392-402
J. Exp. Med
巻: 225 ページ: 161-169
J. Appl. Microbiol
巻: 110 ページ: 729-736
The Tohoku Journal of Experimental Medicine
巻: 225 号: 3 ページ: 161-169
10.1620/tjem.225.161
10030196029
J.Appl.Microbiol.
巻: 110 号: 3 ページ: 729-736
10.1111/j.1365-2672.2010.04927.x
Infect.Immun.
巻: 79 号: 2 ページ: 858-866
10.1128/iai.00466-10
J. Bio. Chem
巻: 285(40) ページ: 30427-30435
Infect. Immun
巻: 78(10) ページ: 4999-5005
Vet. Immun. Immunopath
巻: 135(5) ページ: 64-70
Hirosaki Med. J
巻: 60(S) ページ: 238-244
Vet.Immun.Immunopath.
巻: 135 ページ: 64-70
Hirosaki Med.J.
巻: 60 ページ: 215-223
J.Bio.Chem.
巻: 285 ページ: 30427-30435
Chn. J. Prev. Vet. Med. (Chinese Journal of Preventive Veterinary Medicine)
巻: 31(7) ページ: 557-562
化学療法の領域
巻: 25(5) ページ: 779-788
巻: 31(5) ページ: 365-369
J. Infect. Dis
巻: 199(3) ページ: 302-310
Vaccine
巻: 27 ページ: 4867-4873
Vaccine 27
ページ: 4867-4873
Chn.J.Prevent.Vet.Med. 31
ページ: 365-369
ページ: 557-562