研究課題/領域番号 |
21590528
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
齋藤 伸一郎 東京大学, 医科学研究所, 助教 (90361625)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | Toll-like receptor / 核酸認識 / ノックインマウス / LC-Ms/Ms解析 / TLR7 / TLR9 / 自然免疫 / 自己免疫疾患 / Toll-like Receptor / Unc93b1 / UNC93b1 / LC-MS / MS解析 / Yeast Two Hybrid |
研究概要 |
DNAを認識するTLR9とRNAを認識するTLR7の応答性のバランスをとるメカニズムが存在することを明らかにした。そしてそのバランスを調節しているのがUNC93b1のN末端に存在するPDZ binding domainであり、そのPDZ binding domainを壊す1アミノ酸置換のノックインマウスはTLR7の反応性が増強して、TLR9の反応性は減弱していた。ノックインマウスは、1年以内に75%のマウスが死亡した。マウスの脾臓は著しく肥大しており、全身性の炎症が確認された。そして、肝臓に塞栓が起こることで、肝障害でマウスは死に至ることが明らかとなった。ノックインマウスはTLR7のノックアウトマウスと交配することで病態が消失することから、TLR7の反応性の増強がその病態と関わっていることが示唆された。これらの結果よりUNC93b1のPDZ binding domainを介したTLR7の抑制機構のvivoにおける重要性を示した。次にこのUNC93b1に会合してTLR7とTLR9の反応性を調節する分子を明らかにした。
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