研究課題
基盤研究(C)
トリブチルスズ(TBT)のF1ラットに対する神経毒性を検討した。妊娠ラットを餌中にTBTを混ぜ曝露した。つまりF1ラットは胎盤と母乳を介してTBTに曝露された。離乳後、半分のF1ラットは再度餌にTBTを混ぜることによってTBTに曝露された。胎盤と母乳を介してTBTに曝露されたF1ラットは成長抑制とともに行動抑制を示した。離乳後の3週令から餌を介しTBTに曝露されたF1ラットも成長抑制とともに行動抑制を示した。TBTの離乳後すぐの成長期の曝露は経胎盤経母乳曝露と同様に毒性があると考える。行動抑制はTBTによる中脳のチロシンハイドロキシラーゼ、ドーパミントランスポーター、ドーパミン受容体D2についてのdown-regulationの結果からドーパミン伝達と関連するかもしれない。
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