研究課題
基盤研究(C)
わが国は結核高まん延国から低まん延国となろうとしている。本研究では、低まん延下の結核の医療システムのあり方を、国内外の調査を行うことにより明らかにし、提言を行うことを目的とした。その対策のポイントは、現実重視した結核対策を実施していくこと、様々な問題を抱えている人々に対してケアできるスタッフを育成し配置する、結核対策のための新技術や対策を導入すること、結核対策に関わるアドボカシー活動を強化していくことと考えられた。一方で、高罹患地域には、患者発見、治療、患者支援、接触者対策を一体的に行う外来診療施設の設置が結核対策のために不可欠と考えられた。
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