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血清イソフラボン、血清アディポネクチンと子宮体部がん・卵巣がんリスクの検討

研究課題

研究課題/領域番号 21590705
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

坂内 文男  札幌医科大学, 医学部, 准教授 (60325868)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードコホート研究 / コホート内症例対照研究 / 血清疫学 / 子宮体部がん / 卵巣がん / イソフラボン / アディポネクチン / 大豆食品 / 大豆製品
研究概要

「目的」大規模コホート研究Japan Collaborative Cohort Study for Evaluation of Cancer Risk (JACC Study)のベースライン調査(1988-1990年)において、収集され、-80℃にて凍結されている血清を用い、血清イソフラボン類およびアディポネクチンと卵巣がん、子宮内膜がんのリスクとの関連を検討した。「対象と方法」対象はJACC Studyにおいて2003年までの追跡により、保存血清を有する卵巣がん症例及び子宮内膜がん症例と、これら症例1例に対し、年齢・調査地区をマッチさせた対照1例を選択し、コホート内症例対照研究を実施した。平成23年3月までに卵巣がん症例20例と対照20例、子宮内膜がん症例20例と対照20例の測定が完了している。なお、イソフラボン類およびアディポネクチンの測定は経費節約等の観点から外部に委託して行った。「結果と考察」卵巣がんについては、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテイン、エクオールの4種類のイソフラボン類、及びアディポネクチンの血清濃度は症例と対照の間に有意な差はみられなかった。しかし、卵巣がんリスクとの関連では、エクオールのみがリスクと負の関連を示し(オッズ比OR 0.7,95%信頼区間CI 0.1,4.0)、量反応関係も示唆された(trend P=0.7)。また、エクオールはダイゼンインの代謝物であるのでエクオール/ダイゼイン比を求め、卵巣がんリスクとの関連を調べたところ、負の関連(OR 0.2,95%CI 0.02,1.6)および量反応関係が示唆された(trend p=0.11)。最近、個人ごとにエクオール産生能は異なることが報告されている。今回の研究からは、リスク低下のためには大豆食品の摂取頻度のみならず、摂取者にエクオールが産生されるか否かが重要であることが示唆された。なお、子宮内膜がんについては、現在解析中であるが、卵巣がんと同じくエクオールがリスクと負の関連が持つ傾向が得られている。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 卵巣がんと血中イソフラボン値の検討2011

    • 著者名/発表者名
      坂内文男
    • 学会等名
      第21回日本疫学会学術総会
    • 発表場所
      札幌市
    • 年月日
      2011-01-21
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 女性ホルホン依存性がんのリスク要因に関する疫学研究;文部科学省科学研究費がん特定領域大規模コホート研究JACC Studyの結果から2010

    • 著者名/発表者名
      坂内文男
    • 学会等名
      がん予防学術大会2010札幌
    • 発表場所
      札幌市
    • 年月日
      2010-07-15
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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