研究課題/領域番号 |
21590721
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 新潟薬科大学 |
研究代表者 |
川田 邦明 新潟薬科大学, 応用生命科学部, 教授 (50367413)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 健康管理 / 輸入花き / 農薬 / GC/MS / 輸入花卉 / 放散 / 経皮 / 暴露リスク評価 / 花卉 / 分析法 / 放散性 / 曝露リスク / GC / MS / 定量方法 |
研究概要 |
花卉に残留する農薬の分析前処理方法は確立された。抽出液のpH、抽出溶媒及び精製方法が評価された。研究に使用した農薬は殺菌剤2種、クロロタロニル及びヘキサコナゾール、殺虫剤5種、カルバリル、シペルメトリン、フェニトロチオン、フェンバレレート及びマラチオンを含んだ。最も良好な回収率は検討した条件の中で、pH 5.0で抽出溶媒としてアセトニトリル及び精製方法にInertSep GC/PSAミニカラムを使用することにより得られた。全体を通しての回収率は75-126%、相対標準偏差の値は2.1-16%の範囲であった。 また、花卉に散布した農薬の室内放散性の検討は行われた。散布した農薬の揮発はクロロタロニル、ヘキサコナゾール、フェニトロチオン及びマラチオンで確認された。フェニトロチオンの放散速度は、クロロタロニル、ヘキサコナゾール及びマラチオンの放散速度よりも高い0.10μg/(unit・h)であった。花卉1本分におけるフェニトロチオンの吸入曝露量は算出された。この値(0.0082μg/kg・day)は、ヒト許容一日経気道曝露量7.4μg/kg・dayの1/900であった。したがって、日常生活における吸入曝露による影響は少ないように思える。
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