研究課題/領域番号 |
21590806
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
長堀 正和 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (60420254)
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研究分担者 |
永石 宇司 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (60447464)
荒木 昭博 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (80361690)
岡本 隆一 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 寄附講座教員 (50451935)
渡辺 守 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10175127)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 炎症性腸疾患 / 潰瘍性大腸炎 / 粘膜免疫 / 新規治療法 / NKT細胞 |
研究概要 |
本研究は申請者らが独自に研究を展開してきたCD1d分子を介したNKT細胞の機能調節に注目し、潰瘍性大腸炎の病態における免疫学的影響と新規治療標的としての可能性について着目している。その結果、本研究では当該研究期間において主に以下のような成果が得られた。1)抗CD1d抗体を用いた免疫沈降による生化学的解析結果からは、腸上皮細胞においてCD1dとMTPは互いに会合していること、そして細胞表面のCD1dの発現量が著しく低下していることが示唆された。2) MODE-Kを用いた実験におけるMTP特異的阻害剤添加や特異的siRNAの導入によって、もしくは腸上皮特異的MTP欠損マウスにおいてMTP発現は抑制されていることがmRNAレベルおよび蛋白質レベルで確認され、このとき共焦点顕微鏡下では細胞表面に発現するCD1dが減少し小胞体付近の核近傍などの細胞内に限局することが観察された。3)腸上皮特異的MTP欠損マウスにNKT細胞誘導性の実験腸炎を誘発したとき、それが著しく軽快することが臨床的、また病理組織学的に示唆された。これらの研究結果はMTPが小胞体におけるCD1dの脂質化と、その後の細胞内膜輸送に深く関与する事実、そしてMTPの発現調節が最終的にNKT細胞の機能を調節し得る可能性を暗示するものと思われる。さらにこの分子が炎症性腸疾患の病態においてその治療標的になりうることが示唆され、今後の研究成果が期待されるものと思われる。
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