研究課題/領域番号 |
21590856
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
榎本 大 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (20423874)
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研究分担者 |
河田 則文 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30271191)
田守 昭博 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (30291595)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | C型慢性肝炎 / マイクロRNA / インターフェロン / リバビリン |
研究概要 |
C型慢性肝炎の生検組織における肝内マイクロRNA(miRNA)発現を、マイクロアレイを用いて解析したところ、肝線維化進行例ではmiR-422aなどの発現が有意に低下し、miR-199a-5p/199a-3pやmiR-221/miR-222などの発現が有意に亢進し、その結果はリアルタイムPCRでも確認できた。またmiR-222の発現は2種類のマウス肝線維化モデルにおいても、肝線維化の進展とともに亢進していた。さらに初代培養マウス星細胞、ヒト不死化星細胞株においても、miR-222の発現は亢進していた。その発現はTNF-α、TGF-αなどによって促進され、NF-κB阻害剤によって抑制された。miR-222発現はWST1アッセイで不死化星細胞株の増殖に影響を与えなかった。miR-222は標的遺伝子であるp27^<Kip1>の3'-UTRに結合しその蛋白発現を調節し、コラーゲン1A1の発現を誘導し、MMP-1の発現を抑制した。以上より、miR-222が肝線維化の進展に関与する可能性が示された。
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