研究課題
基盤研究(C)
マイクロバブルのマクロファージによる取り込みを画像化することから炎症の客観的評価を行う試みが報告されている。本研究では、ミニブタを用いて慢性膵炎モデルを作成し、マイクロバブルを用いた造影超音波検査を行いその造影動態を観察した。また、早期慢性膵炎患者に対しても同意の上で同検査を施行し、実臨床での意義を検討した。実験的および臨床研究のいずれにおいても、膵実質の線維化を表すEUS所見は、後期相で明瞭化する所見と不明瞭化する所見に大別された。所見が明瞭化した症例では線維化周囲のマクロファージの存在が示されたことが考えられ、加齢性変化等による線維化との鑑別に有用である可能性が示された。
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