研究課題/領域番号 |
21590877
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 名古屋学芸大学 |
研究代表者 |
北川 元二 名古屋学芸大学, 管理栄養学部, 教授 (80262898)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2011年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | メタボリックシンドローム / 内臓脂肪型肥満 / 膵脂肪置換 / アディポネクチン / 膵障害 / 膵萎縮 / 血中アミラーゼ |
研究概要 |
メタボリックシンドロームの高リスク者である内臓脂肪蓄積型肥満者において膵障害が発症する可能性があるか否かを明らかにするために、CT画像による膵の形態学的変化と血中アミラーゼ値およびアディポネクチン値について検討した。単純CTによる膵画像では内臓脂肪面積が100cm^<2>以上の内臓脂肪蓄積者の19%に膵に脂肪沈着あるいは膵萎縮を認めた。一方、内臓脂肪面積が100cm2未満の群ではわずか2~3%にしか膵脂肪沈着を認めず、内臓脂肪の蓄積が膵への脂肪沈着に何らかの影響を与えている可能性が示唆された。血中アミラーゼ値は内臓脂肪量≧100cm^<2>の内臓蓄積型肥満者において有意に低値であった。また、膵への脂肪沈着を認めた症例では血中アディポネクチン値は有意に低値であった。今後、メタボリックシンドローム該当者における膵内外分泌機能障害について詳細な検討が必要であると考えられる。
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