研究課題
基盤研究(C)
特異性の高いキマーゼ阻害薬を使用して、ヒトキマーゼ依存性アンジオテンシンII(AII)産生能の測定法を確立した。この方法を用いて、人の末梢血単核球分画検体を分析し、急性冠動脈症候群症例では入院後1日目にピークを示し、その後漸減することを見出した。そのピーク値は心筋梗塞重症度と正相関していた。そして、慢性期の冠動脈危険因子との関連では、単核球中キマーゼ活性は、男性で女性より有意に増加しており、その他の病態では、白血球数・CRP増加、HOMA指数・CKD病態などと正相関することを見出した。すなわち、生活習慣病の病態で軽微な炎症病態・耐糖能異常・CKD等で、循環単核球中のキマーゼ活性が増加することを明らかにした。琉球大学との共同研究では、脂肪酸の靜注で循環単核球中のAngII産生能が増加し、その際の内皮機能障害と関連していた。香川大学との共同研究では偏腎尿管クリップで腎盂内圧を増加させると腎臓間質部分でのキマーゼ活性が増加し、組織Ang IIレベルの増加に寄与していた。このように、循環単核球中キマーゼ活性は急性期及び慢性期病態で増加し、組織AngIIレベルを増加させてその後の臓器機能障害に関与することが明らかになった。
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