研究課題/領域番号 |
21590976
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
武永 美津子 聖マリアンナ医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10236490)
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研究分担者 |
太田 有紀 聖マリアンナ医科大学, 薬理学, 助教 (60387066)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2009年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 閉塞性肺疾患 / 慢性閉塞性肺疾患 / 細胞治療 / 脂肪組織由来体性幹細胞 / 肺気腫 / 再生治療 / 脂肪組織 / 体性幹細胞 / 再生医学 / 脂肪 / 幹細胞 |
研究概要 |
エラスターゼ(porcine pancreatic elastase ; PPE)(250U/kg)惹起肺気腫モデルラットに脂肪組織由来幹細胞(adipose-derived stem/stromal cells ; ASC)を経静脈的に移植(2.5 x 10^6 cells/500μl/20min)すると、PPE投与肺気腫モデルにみられる酸素分圧(PO_2)の有意な低下および肺胞気・動脈血酸素分圧較差(A-aDO_2)の有意な上昇を、正常動物とほぼ同等な値まで有意に改善させた。PPE投与による肺機能傷害に伴い再生修復因子であるhepatocyte growth factor(HGF)産生が有意に低下したが、ASC移植群では、呼吸機能の改善とともにHGF産生が有意に増加した。また白血球遊走因子の1つであるcytokine-induced neutrophil chemoattractant-1(CINC-1)の低下を有意に抑えることを見出した。移植時PPE誘導肺ではIL-1βが有意に増加しており、in vitroの培養下、ASCがHGFやCINC-1を多く産生するだけでなく、IL-1β存在下でこれらの産生が有意に増加することを明らかにした。
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