研究課題/領域番号 |
21591023
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
斉藤 亮彦 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 特任教授 (80293207)
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研究分担者 |
佐藤 博慶 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 特任助教 (30413610)
飯野 則昭 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (10420308)
竹田 徹朗 獨協医科大学, 医学部, 教授 (10361924)
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連携研究者 |
西山 成 香川大学, 医学部, 教授 (10325334)
市原 淳弘 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (60203105)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | メガリン / 近位尿細管 / エンドサイトーシス / 慢性腎臓病 / レニン-アンジオテンシン系 / バイオマーカー / アンジオテンシノゲン / 糖尿病 / メタボリックシンドローム / エンドトキシン |
研究概要 |
近位尿細管上皮細胞エンドサイトーシス受容体メガリンの分子機構の解析を行い、さらにメガリンを用いた慢性腎臓病の新規診断法の開発を行うと共に、慢性腎臓病の病態(レニン-アンジオテンシン系)におけるメガリンの役割について検討を行った。 1)メガリンの細胞内ドメインがアダプター蛋白Dab2を介してnonmuscle myosin heavy chainIIAと結合し、それがエンドサイトーシスの駆動力となるとなることを明らかにした(Kidney Int 2009)。 2) 2型糖尿病やタボリックシンドロームにおいては血液中のエンドトキシン(LPS)が増加するが、LPSが培養PTCにおいて、TNF.の発現誘導を介してメガリンの発現を抑制すること、さらにその下流はERK1/2経路が関係することを見出した(BBRC 2011)。 3)ヒト尿中メガリンELISA測定系を確立し、糖尿病性腎症の早期発見・重症度判定および心腎連関リスクに関する新しいバイオマーカーになりうることを示した(Diabetes Care 2012)。 4)肝臓で産生されたアンジオテンシノゲンが腎臓におけるレニン-アンジオテンシン系の活性化(アンジオテンシンIIの産生)に関わることを明らかにした。さらに糸球体を濾過したアンジアンジオテンシノゲンは近位尿細管においてメガリンを介して取り込まれることを示した(JASN 2012)。
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